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2010年3月5日

2月26日 第17回読売演劇大賞の贈賞式が行われました

2月26日、第17回読売演劇大賞の贈賞式が都内のホテルで行われました。

おかげさまで新国立劇場「ヘンリー六世」は、栄えある大賞・最優秀作品賞をいただきました。

新国立劇場の受賞は、昨年の「焼肉ドラゴン」に続いての2年連続大賞受賞という、名誉ある記録となりました。

また、「ヘンリー六世」の演出を手掛けた鵜山仁演劇芸術監督が最優秀演出家賞を受賞、王ヘンリー六世を演じた浦井健治さんが杉村春子賞を、リチャード役の岡本健一さんが優秀男優賞を、王妃マーガレットを演じた中嶋朋子さんが優秀女優賞を受賞なさいました。また、「ヘンリー六世」の美術で島次郎さんが、照明で服部基さんがそれぞれ優秀スタッフ賞を受賞なさるなど、多くの「ヘンリー六世」ご関係者の皆様が各賞を受賞なさいました。
更に新国立劇場「シュート・ザ・クロウ」でも美術・衣裳で伊藤雅子さんが優秀スタッフ賞を受賞なさいました。

大賞・最優秀作品賞の「ヘンリー六世」に対しては、俳優とスタッフが総力を挙げて練り上げた完成度の高い舞台との評が述べられました。

正賞のブロンズ像を受け取った新国立劇場運営財団の遠山敦子理事長は「作品にかかわったすべての方が、渾身の努力と総力を結集してくださったおかげです。今後も芸術文化の発展に寄与してまいります」と喜びと決意を語りました。

最優秀演出家賞を受賞した鵜山仁演劇芸術監督は、「ヘンリー六世に関わったすべての人たち。この人たちと一緒でなければこの受賞はありませんでした。新国立劇場はすばらしい“場”。開場以来の13年の積み重ねがこの作品を支えてくれたと心から思います」と受賞の喜びを語りました。

新人賞にあたる杉村春子賞を受賞した浦井健治さんは、「「ヘンリー六世」は、スタッフ、キャスト、そして観客が一体となった膨大なエネルギーによって作られた作品でした。そこに参加でき、このような賞をいただけたことは大きな喜びです。尊敬する先輩俳優のみなさんから教えられたさまざまなことは僕にとって大きな財産です」と喜びを語りました。

向かって右から4人目:遠山敦子理事長、同6人目:鵜山仁演劇芸術監督、左端:浦井健治氏

 

〜新国立劇場主催演劇公演関連の受賞内容〜

◆大賞・最優秀作品賞
「ヘンリー六世」(新国立劇場)

◆最優秀演出家賞
鵜山仁(新国立劇場「ヘンリー六世」の演出)

◆杉村春子賞
浦井健治(東宝「ダンス オブ ヴァンパイア」のアルフレート役、新国立劇場「ヘンリー六世」の王ヘンリー六世役の演技)


◆優秀男優賞
岡本健一(新国立劇場「ヘンリー六世」)

◆優秀女優賞
中嶋朋子(新国立劇場「ヘンリー六世」)

◆優秀スタッフ賞
伊藤雅子(新国立劇場「シュート・ザ・クロウ」の美術・衣裳、まつもと市民芸術館「エドワード・ボンドのリア」の美術)
島次郎(燐光群「BUG」、新国立劇場「ヘンリー六世」の美術)
服部基(新国立劇場「ヘンリー六世」の照明)

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