2009年9月2日
財団法人新国立劇場運営財団では、本日平成21年度第2回理事会を開き、2009/2010シーズンのオペラ芸術監督について、芸術監督代行を置くこととし、以下のように決定しましたのでご報告いたします。
1.2009/2010シーズンのオペラ公演については、故若杉弘芸術監督が策定した公演計画をそのまま実施いたします。同シーズンについては、故若杉監督により、シーズンラインアップ(上演作品)及びほとんどのスタッフ・キャストが確定しており、対外発表も行われており、新国立劇場としては、総力を挙げて、故若杉監督の企画を実現してまいります。
2.したがって、2009/2010シーズンにおいては、あらためてオペラ芸術監督を置くことはいたしません。
3.しかしながら、未定の一部スタッフ・キャストの決定、すでに決定しているスタッフ・キャストの今後生じうる変更など、芸術的事項の最終決定を行う方が必要となることから、現在、オペラ部門の次期芸術監督予定者として芸術参与の職にある尾高忠明(おたか ただあき)氏に、芸術参与に加えて、「芸術監督代行」を委嘱し、2009/2010シーズンのオペラ公演について、故若杉芸術監督がすでに企画した内容及び芸術的意図を継承しつつ、芸術面に関する事項を掌理することをお願いすることといたしました。任期は、平成22(2010)年8月31日までとなります。