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2009年7月28日

新国立劇場情報センター所蔵品展2009 好評開催中
「長門美保・砂原美智子+青山圭男 〜戦後のオペラを牽引した3人の日本人〜」

7月24日(金)より8月2日(日)まで、オペラ劇場2階ロビーにて新国立劇場情報センター所蔵品展2009 「長門美保・砂原美智子+青山圭男 〜戦後のオペラを牽引した3人の日本人〜」を開催しています。
オペラ「蝶々夫人」を切り口に、戦後のオペラ界を牽引した3人の日本人、長門美保、砂原美智子、青山圭男の活躍に焦点を当て、紹介します。

青山圭男(1901〜76)は、日本人として初めてメトロポリタン歌劇場に招聘され、「蝶々夫人」などを演出した、昭和期を代表する国際的なオペラ演出家です。

砂原美智子(1923〜87)と長門美保(1911〜94)は、日本オペラの開拓者である藤原義江歌劇団と長門美保歌劇団の、それぞれのプリマドンナとしてオペラの魅力を日本全国に広めました。長門美保は、「蝶々夫人」で長門美保歌劇団の旗揚げ公演を行い、砂原美智子は青山圭男が初めて「蝶々夫人」を演出したときのタイトルロールを歌いました。

情報センター所蔵品のなかから、「蝶々夫人」スカラ座初演時の衣裳・小道具デザイン画、長門美保氏から寄贈を受けた「蝶々夫人」打掛衣裳、日記や演出ノートなど数々の青山圭男直筆書、当時のポスターなど、数多くの大変貴重な資料を展示しています。

また、新国立劇場刊行の上演資料集「青山圭男と蝶々夫人」(26ページ、500円)、「二人のプリマドンナ」(8ページ、100円)を、新国立劇場情報センター(5階)で販売しています。
(新国立劇場情報センターは、8/1〜8/17まで蔵書点検及び書庫の害虫消毒のため休室いたします。休室期間中に購入希望の方はお問い合わせください。)

入場は無料です。ぜひ、この機会にお越しください。

 

開催期間: 2009年7月24日(金)〜8月2日(日)午前11時〜午後5時

場  所: 新国立劇場オペラ劇場(オペラパレス)2Fロビー

展示内容: 
  ・長門美保 「蝶々夫人」打掛衣裳
  ・青山圭男直筆書(「蝶々夫人」「アイーダ」演出ノート、日記など)
  ・「蝶々夫人」プログラム各種(1949年上演のものから各種)
  ・「蝶々夫人」ミラノ・スカラ座初演時の衣裳・小道具デザイン画などの貴重書
  ・長門美保、砂原美智子舞台写真、 など。

お問い合わせ: 新国立劇場情報センター TEL:03-5351-3011(代)

ミラノ・スカラ座初演「蝶々夫人」舞台衣裳デザイン原画