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2008年10月30日

文化功労者顕彰理由

文部科学省から発表された文化功労者顕彰理由は以下のとおりです。

 多年にわたり、舞踊家、振付家として優れた成果を挙げるとともに、指導者としての資質を遺憾なく発揮し、我が国舞踊界の発展に多大な貢献を成した。
 氏は牧阿佐美バレエ団を率い、主宰者、振付家、プリマ・バレリーナとして古典作品、創作作品に多くの成果を挙げるとともに海外との交流にも努め、舞踊界を牽引するものとして今日に至っている。
 この間氏は「コッペリア」のスワニルダのような華やかな役で高い表現力を示すとともに、「ブガク」「火の鳥」といったスケールの大きな作品を振り付け、バレエの創造的発展に大きく貢献した。また自らのバレエ団を優れたバレエ団に育て上げ、海外から著名な指導者や振付家を招聘するなどして、我が国バレエの水準向上に力を尽くしてきた。
 また氏は、ローザンヌ国際バレエコンクールをはじめ多くの国際コンクールの審査員や新国立劇場運営財団の各種委員を務め、平成11年からは新国立劇場舞踊部門の芸術監督に就任、舞踊界全体に対する功績は高く評価されている。
 以上のように氏は、牧阿佐美バレエ団を主宰して古典、創作バレエに新境地を拓くとともに後進の指導、育成にも尽力し斯界の発展に大きく寄与しており、その功績は誠に顕著である。

(文部科学省報道発表資料より引用)

 

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