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2008年7月22日

完売目前!
平成20年度新国立劇場こどものためのオペラ劇場
「ジークフリートの冒険〜指環をとりもどせ!」
指揮者・編曲:三澤洋史氏 インタビュー!

三澤 洋史氏

 

お子様の今年の夏の想い出に、お子様のオペラデビューに大きな期待が寄せられている
平成20年度新国立劇場こどものためのオペラ劇場「ジークフリートの冒険」
現在、リハーサルも最終段階を迎え、入念な稽古と打ち合わせが続いています。その合間を縫って、本公演の指揮者であり、編曲者の三澤 洋史氏にインタビューをいたしました。

本公演は、平成16年に初演、17年に再演された後、昨年(平成19年)にはウィーン国立歌劇場の特設会場で、アレンジ(編曲)をヴァージョンアップして公演されて大成功を収めました。三澤氏は編曲者として大成功の立役者でもあります。

みなさま、どうぞご一読下さい。そして本公演へのご来場を心からお待ちしております。


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Q.:お疲れ様です。リハーサルは、大変に順調と伺いました。
三澤氏:(以下、A.と表記いたします。)大変順調です。まず、今回のヴァージョンアップにおける最大のポイントはオーケストラの編成ですが、先日のオーケストラ・歌合せで非常に良いサウンドとなってリハーサルが終了しました。新国立劇場こどもオペラ・アンサンブル(東京フィルハーモニー交響楽団メンバーによる)の音色も素晴らしく、私自身も本当に本番が大変楽しみになってきました。

Q.:全体の仕上がりとしては、如何お感じになっていますか?
A.:出演者のチームワークが非常に良く、総合芸術としてとても完成されていると思います。演出的にも、演出家のマティアス・フォン・シュテークマン氏が初演時と比較して随所にさらなる工夫を凝らして、非常に面白い作品となりました。初演をご覧になってくださったお客様も、その新たな演出にご期待いただけると思います。

リハーサル中の三澤氏

 

Q.:ヴァージョンアップにおける最大のポイントはオーケストラの編成と、このオペラのテーマソングともいえる、フィナーレ「愛こそすべて」のアレンジと伺っています。

A.:初演時には、エレクトーン2台を使いましたが、今回はその部分を全てオーケストラで演奏いたします。エレクトーンでの演奏も素晴らしいサウンドを奏でる事ができますが、本公演では全て16名のオーケストラでの演奏になったことで、より一層、原曲であるワーグナーのオリジナルサウンドに近くなりました。
フィナーレ「愛こそすべて」も、全てワーグナーの原曲を基にヴァージョンアップいたしました。ワーグナーのファンの方にも、きっとご満足いただけると思います。

この作品がウィーン国立劇場特設会場において公演されて大成功を収め、それ以降の本作品が全日程において完売した事は、この作品がワーグナーのサウンドを踏襲してアレンジされたオペラである事を、ウィーンの皆様が受け入れて下さった事と自負しています。そして、この作品は日本での公演を終えた後、スイスのチューリッヒ歌劇場で公演されます。本作品は本当に世界レヴェルになりました。初めてオペラをご覧になるお子様にも、自信を持ってお勧めできます。
皆様と劇場でお会いできる事を本当に楽しみにしています。どうぞご期待下さい。



【公演日程】
平成20年7月
25日(金)11:30開演/15:00開演
26日(土)11:30開演/15:00開演
27日(日)11:30開演/15:00開演

【公演会場】
新国立劇場 中劇場