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2008年1月13日

平成19年度新国立劇場地域招聘公演
ナクソス島のアリアドネ
ツェルビネッタ役
日紫喜 恵美氏にショートインタビュー!!

 

2008年1月25日(金)に初日を迎える
平成19年度地域招聘公演 関西二期会 オペラ「ナクソス島のアリアドネ」
ツェルビネッタ役で出演予定の日紫喜 恵美氏に、ショートインタビューいたしました!!

現在、関西二期会は東京公演に向けて最終リハーサル段階で、リハーサルは実に順調に進行しているとのことです。

実に素晴らしい公演が期待できる本プロダクション。
熱い思いを語っていただきました。


Q.まもなく開幕です。現在のお気持ちをお聞かせ下さい。
A.目いっぱい、わくわくしています。

Q.松本 重孝氏の演出です。見所はいかがでしょうか?
A.総合芸術としての美しい舞台はもちろんのこと、歌手には、音楽や作品を深く洞察した上での演技を要求されます。当然、同じ役をやっても相手によって全く動きが違ったり、状況に応じて変化が生じる事がありますが、そのキメ細かな変化を引き出し、より自然なものにして、一つの舞台を作る天才的なところでしょうか。

Q.指揮者・飯守 泰次郎氏の指揮や音楽造りに関しては、いかがでしょうか?
A.飯守 泰次郎先生ほど、純粋にひたむきにエネルギッシュに、音楽に、そして人に向き合われる方はいらっしゃらないのではないでしょうか。
先生の体の中にあるドイツ語の表現の先にシュトラウスの音楽が流れ、尽きることなく躍動する━ 、これを感じられる事は最大の幸せだと思います。

Q.最大の聴き所である壮大なアリアを日紫喜 恵美さんは歌唱されます。東京の聴衆の皆様に是非コメントをお願いいたします。
A.18歳でこの曲に出会ってから、この曲は私にとってのテーマソングになりました。毎日、私にエネルギーをくれるだけでなく、これからもテーマ=目標であり続けると思います。
コロラトゥーラの難曲と言われる部分のみならず、どんな難局がきても人は乗り越えられるという(悲喜劇合体の命令というナクソスのストーリーの中でもですが)人間本来の生命力に、音楽が満ち溢れています。聞いてくださる方にも元気になって頂けるよう頑張ります。

Q.日紫喜 恵美さんのキャリア、声質を改めて教えてください。
A.京都市立芸術大学大学院修了の後、オーストリア政府給費留学生として、モーツァルテウム、又ミュンヘン国立音楽大学に留学し、日本モーツァルト音楽コンクール第1位、日本音楽コンクール第2位、バルセロナ国際コンクールコロラトゥーラ・ソプラノ賞、ベルギー国際声楽コンクール第2位などを受賞しました。オペラでは『魔笛』夜の女王でデビュー、『ルチア』『椿姫』等主演を重ね、華麗な歌声と豊かな感情を表するコロラトゥーラ・ソプラノと評されています。

Q.レパートリーは、R.シュトラウス以外にはどんな作品ですか?
A.モーツァルトやドニゼッティ、ヴェルディなどのヒロインが多いでしょうか。
今年は、関西二期会で5月に、ロッシーニ『セヴィリアの理髪師』ロジーナを、又『こうもり』アデーレや『椿姫』ヴィオレッタも歌う予定です。

Q.大阪公演を終えられて、さらにステップアップされた公演を期待しておりますが、その点は如何でしょう?
A.初の東京公演ということで稽古も更に白熱しています。キャスト同士の信頼もより固く、先ほど演出の事で言及しましたが、時期も場所も違えば、又新しいものが生まれ、より育っていく事と思います。観に来て下さるお客様のお力をお借りしてさらに良い舞台が生まれることを確信しています。

Q.最後に一言、お願いいたします!
A.本番を楽しめるよう精一杯努力したいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
一緒に楽しみに!是非いらして下さい。

ありがとうございました。

 

平成19年度地域招聘公演 関西二期会 オペラ「ナクソス島のアリアドネ」
公演日程は2008年1月25日(金)19:00/27日(日)14:00開演の2回公演です。

皆様のご来場を、心よりお待ちしております!