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2007年10月6日

新国立劇場開場10周年記念フェスティバル公演「タンホイザー」”
ゲネプロのアトレ会員の感想

2007/2008の開幕を飾るオペラ「タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦」がプレミエを迎えます。若杉新芸術監督のもと、新シーズンの開幕にふさわしいプロダクションとなりました。これに先立ち6日(土)、クラブ・ジ・アトレ会員によるゲネプロ見学会を開催しました。387人ものご応募の中から抽選で40名様のジ・アトレ会員をご招待し、様々なご感想をいただきました。その一部をご紹介いたします。

■「タンホイザー」公演情報はこちら。

<アトレ会員のゲネプロのご感想>

●新国10年間のオペラの中でもトップレベル、全体として隙が無く充実していて開場10周年記念公演にふさわしい出来。スタンダードな演出のワーグナーを見ることが少なくなった昨今、この「タンホイザー」は楽しい。(70代 男性)

●不思議な緊張感がありました。ゲネプロでこれだけ大きな感動がありました。本番が楽しみです。(60代 男性)

●「オペラ十八番をやりたい」との新芸術監督の構想のトップバッターに相応しい公演になると感じた。奇をてらわない、しかし映像を巧みに使うなどの技術を取り入れた演出、粒ぞろいのキャスト、そしていつもの力強く美しい合唱。すべてが心を打つ。(40代 男性)

●装置が素晴らしかった。タンホイザーのボンネマはよく声が響いてとても良かった。(60代 女性)

●オーケストラの音が素晴らしい。穏やかな音で今までにないものを聴くことが出来た。(50代 男性)

●冒頭の装置が効果的で、物語の予感でドキドキ、ワクワク、感動的だった。オーケストラは初めのほうは今ひとつ物足りない音だったが、曲が進むにつれてワーグナーの音に近づいてきたように思う。タンホイザーはじめどの歌手も素晴らしかったが、特に無償の愛と信仰を朗々と歌い上げたエリーザベトに涙がこぼれそうだった。(60代 女性)

●愛と欲、夢と現実、聖と俗・・・相対するものどうしが交錯する作品をすばらしい手腕で演出、構成されていると思いました。幻想的な導入部に始まり、聞き覚えのある歌と音楽がとてもよく溶け合って感動的なフィナーレまで続いていく感覚でした。(40代 男性)

●舞台の雰囲気に品格があり、今まで見たタンホイザーの中でもよかった。演出は具体的でわかりやすい。女性の歌手陣が男性たちよりよかったと思う。(60代 女性)

●今回のタンホイザーはワーグナーの世界を堪能できるものでした。歌手、合唱がすばらしく、舞台も様々なアイデアが取り入れられていて作品を引き立てていると感じました。(30代 男性)


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