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2007年4月9日

演劇公演「夏の夜の夢」出演者変更のお知らせ

演劇公演『夏の夜の夢』(ウィリアム・シェイクスピア作、ジョン・ケアード演出)にオーベロン、シーシアス役でご出演予定の江守徹氏が、二月末日に体調を崩されました。その後、静養に入り、現在、医師の予測以上の回復をされております。
しかしながら、ジョン・ケアード演出の『夏の夜の夢』におけるオーベロンとシーシアスの演技は、特に大変な重労働であるため、当劇場としても江守氏の回復の推移を見守ってまいりました。しかし、テレビ、ラジオ、映画などに比べ、現在の体力回復状況では大きな負担のかかる舞台出演に若干の不安があり、誠に残念ながら今回のご出演を見合わせていただくことといたしました。
なお、新配役といたしましては、劇場関係者、芸術監督、演出家で協議の上、村井国夫氏にご出演を依頼、ご了解のお返事をいただきました。何卒ご理解賜りますようお願いいたします。

村井国夫(むらい くにお)
俳優座付属養成所15期生。1966年の劇団自由劇場創立メンバーの一人。66年、東映映画「ワタリ」でデビュー。88年から東宝ミュージカル「レ・ミセラブル」でのジャベール役を2001年まで務める。91年、岡本健一との二人芝居「蜘蛛女のキス」では、再演の92年に芸術祭賞を受賞。主な舞台に「屋根の上のバイオリン弾き」「マイ・フェア・レディ」「サウンド・オブ・ミュージック」「ブレヒト・オペラ」「三人姉妹」「I do!I do!〜結婚物語〜」「フットルース」「ミー&マイガール」「エリザベート」「ベガーズ・オペラ」「オスカー」などがある。テレビでは「浅見光彦シリーズ」のレギュラーほか、ハリソン・フォードの吹き替えなど、ドラマ、バラエティー、ドキュメンタリーで幅広く活躍している。新国立劇場には2007年3月公演「コペンハーゲン」に出演。第32回菊田一夫演劇賞受賞。