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2006年12月13日

若杉次期芸術監督の記念すべき第1作は
ワーグナーの祝典的名作『タンホイザー』に決定!

 新国立劇場は、2007年10月に10周年を迎えます。そして、いよいよ若杉弘新オペラ芸術監督による2007/2008シーズンが開幕します。
 この記念すべき第1作として、ワーグナー『タンホイザー』をニュープロダクションでお送りすることが決定しました。
指揮、演出、主な配役は以下のとおりです。10周年を飾るにふさわしいスタッフ、キャストが揃いました。劇場スタッフも、今から作品作りを楽しみにしております。是非ご期待いただきたいと存じます。

公演日程が決定しました。詳細はこちら


演出のレーマンは、大変な評判となった2002年12月『ナクソス島のアリアドネ』、2004年11月公演『エレクトラ』に続き3度目の登場。ヴェーヌス役のリンダ・ワトソンは2度目、初登場の2002年3・4月公演『ワルキューレ』ブリュンヒルデ役が非常に好評でした。また、エリーザベトのリカルダ・メルベートは今年2月のフィオルディリージの好演が記憶に新しいところです。そのほかの皆さんは新国立劇場初登場。その実力と海外での評判は多くの方がご存知です。
『タンホイザー』は、オペラをご覧になったことがない方でも聴けばすぐ「ああ、あの曲か」と思っていただける大変有名な曲です。しかも、敢えてテーマを一言で申し上げれば「愛」です。
ワーグナーの作品は大変奥が深く、鑑賞すればするほど感動も深まっていくのですが、この作品は、初めてご覧になる方が十分に感動していただける「入りやすさ・とっつきやすさ」を併せ持った作品です。

 指揮 フィリップ・オーギャン
 演出 ハンス=ペーター・レーマン
 タンホイザー ヴォルフガング・ミルグラム
 エリーザベト リカルダ・メルベート
 ヴェーヌス リンダ・ワトソン

『タンホイザー』作品概要
オペラの黄金時代をイタリアのヴェルディと二分したドイツの大作曲家ワーグナーの秀作。愛欲の女神ヴェーヌスの虜となった騎士タンホイザーが、彼を愛する人間世界の清らかな乙女エリーザベトの、わが身を犠牲にした祈りによって救われる物語。官能と純愛、現実と想像といった人間の心に内在する葛藤をダイナミックに描いた作品です。誰もが聞き覚えのある大行進曲は、『アイーダ』凱旋の場に負けず劣らず大迫力のスペクタクル。合唱、バレエシーンも堪能できる作品で、総合芸術たるオペラを満喫してください。