2006年1月20日
今回上演される「Les saisons...4(四季)」のカオスグラフィー(美術・衣裳POFs)を担当したフランス・コンテンポラリーアート界の鬼才、ファブリス・イベールが新国立劇場公演のために来日することが決定しました。
■ファブリス・イベール インタビュー
ファブリス・イベール Fabrice Hyber
パリ市近代美術館をイベールマルシェ(イベールマーケット)に変身させ、ポンピドゥー・センターにヘアサロンを開設した後、ファブリス・イベールは、第47回ヴェネチア・ビエンナーレのフランス館を収録スタジオに変身させて、実際にテレビ番組(金の水(オードール)、眠る水(オードール)、におい(オードール))を放送し、金獅子賞を得て帰還した。
彼の作品は全体的に、反響の原則によって構想されている。このアーティストは実に多様な分野の間に絶え間ない相互浸透現象を起こさせているのだ。
この造形作家は、プレルジョカージュの作品にも使われているPOF(機能する物体のプロトタイプ)によって、日常的な品物の本来の機能を変えてしまう。そうして彼は、私達がそれらの物に対して持っている意識や経験・習慣を変化させる。それらの物の新しい形状は、新しい動きや行動を産み出すのだ。とても健康(サンテ)なファブリス・イベールは、2004年5月1日以来、HybertのTを無くしてT無し(サンテ)イベールとすることに決めた。