世界初企画!ナチョ・ワールドを堪能する
魂の記憶が呼び覚まされる。
スペインの文化、フォークロア、音楽、風景、詩が渾然一体となり、濃厚でありながら静謐な空気が劇場を満たす。
ここで私たちは空間の隙間、時間の隙間にすべり落ちる。
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「ナチョ・ドゥアトの世界」
(ナチョ・ドゥアトが芸術監督を務めるスペイン国立ダンスカンパニーの詳しい情報はこちら)

ナチョ・ドゥアトは今をときめくコンテンポラリーバレエ界の寵児としてグローバルな活躍を見せている振付家です。新国立劇場ではこれまでに『ドゥエンデ』『ジャルディ・タンカート』という味わい深い名作を取り入れてきました。今シーズンは、新たに『ポル・ヴォス・ムエロ』を加え、ドゥアトによる3作品を集めたプログラムをお届けします。
 全てナチョ・ドゥアト作品でプログラムを組んだ公演は、自身が率いるスペイン国立ダンスカンパニーを除き、本公演が世界でも初めての企画となります。

「ドゥエンデ」 撮影:瀬戸秀美

「ジャルディ・タンカート」 撮影・瀬戸秀美

<ナチョ・ドゥアトについて>
スペイン・バレンシア生まれ。18歳の時、ロンドンのランベール・スクールで本格的にバレエを始め、ブリュッセルのベジャール・ムードラ・スクールを経てニューヨークのアルビン・エイリー・アメリカン・ダンス・センターで学ぶ。1980年ストックホルムのバレエ団に入団するが、翌年イリ・キリアンに招かれネザー・ランド・ダンス・シアターに移籍。レパートリーの主要な役を踊り、ダンサーとして87年ゴールデン・ダンスアワードを受賞。ダンサーとして活躍をする一方、振付も手掛け83年処女作「ジャルディ・タンカート」がケルンの国際振付家ワークショップで第1位を獲得。以後10以上の作品がカンパニーのレパートリーとなり、88年にはNDTの専属振付家となる。90年国立リリコ・バレエ(現スペイン国立ダンス・カンパニー)の芸術監督に就任。「コンチェルト・マドリガル」「カミング・トゥギャザー」「ポル・ヴォス・ムエロ」など次々と作品を発表。これまでにシュツットガルト・バレエ、英国ロイヤルバレエ、アメリカン・バレエ・シアターなど世界の名だたるバレエ団から作品を依頼され、レパートリーに取り入れられている。2000年国際ダンス連盟よりブノワ賞の振付部門最優秀賞を受賞。

「ポル・ヴォス・ムエロ」



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