2005年11月24日
演劇「母・肝っ玉とその子供たち」衣装デザイナー
ワダエミ空前絶後の大規模展
「ワダエミの衣装世界」まもなく開催
舞台、映画など多数の衣装を手がける世界的衣装デザイナー・ワダエミ最大規模の衣装展「ワダエミの衣装世界」が東京・青山で開催されます。
85年、黒澤明監督『乱』でアカデミー賞最優秀衣装デザイン賞、92年オペラ『オイディプス王』でエミー賞最優秀衣装デザイン賞、98年映画『宋家の三姉妹』で香港アカデミー賞金像賞を受賞するなど、世界を舞台に活躍し、常に注目を集めるワダエミ。
新国立劇場でもこれまでに、演劇『幽霊はここにいる』『セツアンの善人』(串田和美演出)『太平洋序曲』(宮本亜門演出)、オペラ『マクベス』(野田秀樹演出)、そして『母・肝っ玉とその子供たち』(栗山民也演出)と、多くの作品で独創的な衣装を創りだし、話題を巻き起こしてきました。
今回の「ワダエミの衣装世界」は、東京では実に20年ぶりの衣装展開催となります。話題作から多数の衣装が出展され、独特の色彩、素材を備えたこだわりの衣装が間近に見られる、ファン垂涎の貴重な機会です。新国立劇場からもオペラ『マクベス』の本物の衣装が展示されます。
「ワダエミの衣装世界 Kyoto and beyond 1985 to 2005」
2005年11月26日(土)〜12月25日(日)
会場:梅窓院・祖師堂ホール(「外苑前」駅)
お問い合わせ:チケットスペース Tel.03-3234-9999ワダエミ最新作・大竹しのぶ主演『母・肝っ玉とその子供たち』公演迫る!!
肝っ玉と子供たち、娼婦イヴェットなどに見られるこだわりの素材や鮮やかな色彩といった独特のデザイン、技術に加え、今回特に、ダイナミックでスピーディーな物語にもすみずみまで説得力を与える衣装は、ファンはもちろん、今回初めてワダエミを知った方々にも必見です。演出家・栗山民也(新国立劇場演劇芸術監督)との、永く望んでいた、そして望まれていたコラボレーションが初めて実現しました。公演は11月28日(月)〜12月11日(日)。どうぞお見逃しなく!
※「Hanako」11月23日号(マガジンハウス発行・11月16日発売)に『母・肝っ玉とその子供たち』稽古中のワダエミインタビューが掲載されました!