新国立劇場からのお知らせ
2019年度 新国立劇場 研修所修了式が行われました
3⽉27⽇、新国⽴劇場オペラパレスホワイエにおいて、2019年度 新国⽴劇場 オペラ研修所・バレエ研修所・演劇研修所の修了式が⾏われました。
今回の修了式は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、様々な
今年度はオペラ研修所第20期⽣5名、バレエ研修所第15期⽣5名、演劇研修所第13期⽣9名の計19名が修了を迎え、 プロへの道を歩みだします。

はじめに、尾﨑元規理事⻑が列席された皆様にお礼を述べるとともに、「修了される皆さんには、こうした困難な状況だからこそ、得られるものがあると信じています。どんな試練にも打ち勝つ力を備えた舞台芸術の真(まこと)のプロとなっていただきたい。新国立劇場の修了生としての誇りを胸にオペラ界、バレエ界、演劇界を担う唯一無二の人材になっていただきたいと思います。」と修了⽣を祝いました。
続いて、各研修所長から励ましのメッセージが贈られました。

永井和子オペラ研修所長からのメッセージ
「ドイツ、イタリア、フランスと色々な国の作品について学び、これからオペラの世界に旅立っていきます。皆さんは、その国の文化を引き継いでいける力を身に着けてきている"人間の宝"です。文化を担うという信頼に応える力を持ち、良き舞台人として歩んでいくことを応援しています。」

牧阿佐美バレエ研修所長からのメッセージ
「こういう時期ですが、研修生は和の心も尊ぶ日本人アーティスト
今はプロの入口です。プロになるためには、心を強くすることが大

宮田慶子演劇研修所長からのメッセージ
「プロになりたての頃入院し、

その後、全日本空輸株式会社の平子裕志代表取締役社長からは、ANAの過去のCMのキャッチコピー"きたえた翼は、強い。"を引用して「修了される皆さんには、是非きたえた翼になっていただきたい。日本や世界を舞台に、きたえた翼で大きく羽ばたいてい
全日本空輸株式会社には、オペラ研修所・バレエ研修所の「ANAスカラシップ」、今年度より開始した演劇研修所の「若手俳優育成のための国内研修事業支援」により研修事業全体をご支援いただいています。
続いて宮田亮平文化庁長官からの祝電、日本芸術文化振興会 河村潤子理事長からのお祝いのメッセージが紹介されました。
最後に修了生一人ひとりからの挨拶と全員によるパフォーマンスが披露され、涙ぐむ修了生もいる中、温かい大きな拍手に包まれて2019年度の修了式が終了しました。
今回、新型コロナウイルスの感染拡大防止のためオペラ・バレエ研修所の修了公演が中止となり、お客様にご覧いただくことができずとても残念でしたが、修了生はこの日皆様からいただいたメッセージを深く胸に刻み、これまで積み重ねてきた研修生活での学びを糧にして、プロの世界へ羽ばたいていってくれることでしょう。
彼らの今後の活躍を見守っていただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。




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