新国立劇場からのおしらせ

平成31年度 新国立劇場 研修所入所式が行われました


4月
19日()、オペラ研修所第22期生(5名)、バレエ研修所第16期生(7名)、バレエ研修所予科第11期生(1名)、演劇研修所第15期生(16名)の入所式がオペラ劇場ホワイエにて行われました。

最初に式辞として新国立劇場理事長 尾﨑元規が「『平成』最後の年に入所した皆さんが、新たな『令和』の時代を芸術によって築く気概を胸に、いつの日か、新国立劇場や世界の舞台に飛躍して、我が国のオペラ界、バレエ界、演劇界を担う人材となられますことを期待しております。」と述べ、また、講師・関係の方々の日ごろからのご支援に感謝申し上げました。

続いて各研修所長が認定証を授与し、ご挨拶いたしました。

「オペラで、自分の役柄のヒントは相手の役柄の中にある、ということを言われます。学ぶことも自分の世界に閉じこもっていては限界があります。周りの状況をよくとらえ、その中で自分がどうあるべきか、その自覚をもって大いに充実した3年間を過ごしてほしいと思います。」(永井和子オペラ研修所長)

「プロになるにはまず基礎を仕上げなければなりません。基礎は引退するまで一生するものです。また、テクニックだけやっていても、芸術にはなりません。研修所の多くの先生方のお考えをたくさん聞いて、テクニック以外の見えない部分も自分のものにしていってください。」(牧阿佐美バレエ研修所長)

「たくさんの一流のものを見てください。そして柔軟な心、頭、体をもってください。3年経った時に一流の自立した俳優なれるかどうか、そこが自分の目指すところだと思って充実した毎日を送ってください。」(宮田慶子演劇研修所長)

その後、宮田亮平文化庁長官からは、渋沢栄一の言葉とされる「夢七訓」を引用し、「幸福を求める者は夢なかるべからず」と、夢をもつことの大切さをお話しいただきました。また、「先月の修了式に出席し、(研修期間の)2年3年というのは、素晴らしい人を構築するとつくづく感じた。新たな自分を自分の中で見つけた時の喜びはかけがえのないものです。それをぜひこの2年3年で実感し、素敵だったと感じるような、礼に始まり礼に終わる日々を送ってもらいたい。」とご挨拶いただきました。

また日本芸術文化振興会 木村直樹理事より「研修期間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。この研修期間を有意義に過ごされて、国内外の舞台で多くの観客に夢と感動をもたらす実演家に成⻑されることを心から期待しております。」とのお言葉をいただきました。

引き続き、全日本空輸株式会社 平子裕志代表取締役社長より、オペラ研修所21期生(5名)とバレエ研修所15期生(5名)に「ANAスカラシップ」の認定証が授与され、「新しい組織に入るというのは、新しい旅の始まりです。"かわいい子には旅をさせろ"という日本のことわざがあるように、旅というのは、修行的な意味合いも含んでいます。旅の始まりにあたり、皆さんに心からエールを送ります。」と励ましのお言葉をいただきました。
また平子社⻑からは、これまでのオペラ、バレエのANAスカラシップに加えて、演劇研修所に対して、国内研修に関わる航空券のサポートをいただけるというサプライズ発表がありました。

この後、各研修所の新入所生が今後の研修生活に向けての抱負を語り、在所生からは三研修所合同の歓迎パフォーマンスが披露されました。

オペラ研修生、演劇研修生は3年間、バレエ研修生は2年間にわたり、国内外で活躍する一流の講師陣による実習や講義のほか、新国立劇場の研修公演に出演するなど、多様なカリキュラムに取り組みます。

新国立劇場から誕生する、次代を担うオペラ歌手、バレエダンサー、俳優にご期待ください。


最前列左より 今井常務理事、中島常務理事、村田常務理事、全日本空輸 平子代表取締役社長、尾﨑理事長、宮田文化庁長官、
中岡文化庁次長、木村日本芸術文化振興会理事、永井オペラ研修所長、牧バレエ研修所長、宮田演劇研修所長、永田研修主管参事