新国立劇場からのお知らせ
情報センター上映会(平成26年1月~平成26年6月)のご案内
新国立劇場情報センター(5F)では、新国立劇場主催公演の映像を大画面でお楽しみいただける上映会を実施しています。
今回は、平成26年1月から6月までの上映会ラインアップのご案内をいたします。
オペラは充実の4作品!特に2013年に上演し、オール日本人キャストで話題を呼んだモーツァルト『魔笛』も上映いたします。
加えてバレエは全バレエ作品の中でも不動の人気を獲得しているチャイコフスキー『白鳥の湖』、そして演劇では平野啓一郎新訳、宮本亜門演出の『サロメ』等々新国立劇場の話題作が目白押しです!
大画面で新国立劇場の公演を楽しめるのは情報センター上映会だけ。入場は無料、事前予約も不要です。どうぞお気軽にお越しください!!
1月12日(日) 13:30 オペラ「カルメン」(2010年6月13日公演/2時間42分)
2007年に絶賛を博した鵜山仁演出の再演です。
指揮者にマウリツィオ・バルバチーニ。そしてタイトルロールはアメリカ、オーストラリアを中心に活躍しているキルスティン・シャベス。ドン・ホセ役にトルステン・ケール、エスカミーリョ役にジョン・ヴェーグナーと日本でも既に知名度が高い歌手を招聘しています。
また、ミカエラ役にフランス在住の浜田理恵が出演するなど充実したアーティストが一丸となった質の高い公演をご覧ください。
2月9日(日) 13:30 バレエ「白鳥の湖」(2012年5月6日公演/2時間10分)
定番クラシックバレエ作品の中でも絶大な人気を誇る作品。
新国立劇場版『白鳥の湖』は、牧阿佐美前芸術監督が2006年に改訂・振付、格調の高さはそのままにイギリス人美術家カザレットによる現代的で洗練された色彩感覚が印象的な舞台です。バレエ入門者にもわかりやすい物語の展開や、プロローグで物語の発端がわかりやすく描かれている点、カットされることの多いロシアの踊り・ルースカヤの部分が主役級のダンサーの見応えのあるソロによって踊られることに加え、スピーディなダンスや高度なテクニックが随所に散りばめられている点などなど充実な内容となっています。
今回は、小野絢子・福岡雄大キャストで上映いたします。
3月9日(日) 13:30 演劇「サロメ」(2012年5月6日公演/1時間38分)
アイルランドの作曲家オスカー・ワイルド初のフランス語による戯曲『サロメ』。
本作品は、小説家・平野啓一郎による見事な現代語訳新訳です。この平野版『サロメ』の演出にあたるのは、ストレートプレイでは新国立劇場初演出となる宮本亜門。そしてタイトルロールには多部未華子。これまでの官能的で肉感的なサロメ像とは全く異なり、清純なイメージ、若くまっすぐな性格の新しいサロメ像にぴったりとあっています。そしてヨカナーンに成河、母ヘロディアに麻実れい、へロデ王に奥田瑛二と実力とともに今回の新しい『サロメ』を創りあげる役柄にぴったりのキャストが結集いたしました。群集劇ならではの多彩な面々による舞台をお楽しみください。
4月6日(日) 13:30 オペラ「ばらの騎士」(2011年4月10日公演/3時間25分)
尾高オペラ芸術監督が最も愛するドイツ後期ロマン派を代表するR.シュトラウス作品。
2007年に英国の名匠ジョナサン・ミラーにより演出されたプロダクションを『ばらの騎士』初演100周年を記念して再演します。時代背景を、原作にある貴族文化が頂点に達した18世紀のウィーンから、1912年に置き換えています。作品を貫く共通項として、劇中の登場人物たちも作曲・台本の名コンビも、それぞれが戦争を目前にした暗雲立ち込める時代の前夜に生きたことがあげられます。聡明な元帥夫人が、「時計を止めてしまいたい」と歌いますが、若い恋人との別れへの諦念や、時と共に容赦なく重ねる年齢だけでなく、世界全体の「時代」の移り変わりをも、彼女は感じ取っています。
また新日本フィルハーモニー交響楽団が新国立劇場オペラに初登場となった注目の公演です。
5月11(日) 13:30 オペラ「魔笛」(2013年4月17日公演/2時間40分)
モーツァルトの死の年1791年に書かれ、初演以来今日まで世界中で愛される不朽の名作「魔笛」。
美しい旋律がたくさん詰まった宝石箱のようなオペラで、子どもから大人まで楽しめる愛と冒険のファンタジーです。夜の女王のコロラトゥーラによる二つの超絶技巧アリア、パパゲーノの「おいらは鳥刺し」やパパゲーナとの二重唱「パ・パ・パ」など聴きどころ満載。新国立劇場ならではの舞台機構を生かしたハンペ演出は、ダイナミックで幻想的なスペクタクルで大好評を博しています。
今回の公演は、オール日本人キャストにより上演。ドイツで活躍する名バス松位浩、天性の美声で聴衆を魅了し活躍の場を広げる望月哲也、11年4月「ばらの騎士」ゾフィー役の好演が記憶に新しい安井陽子、豊かな音楽性を誇り今や日本を代表するソプラノのひとり砂川涼子、ドイツ・オペラに定評のある萩原潤ら、今観たい聴きたい実力派日本人歌手陣を迎えました。指揮は、2011年10月「サロメ」の美しく濃厚な音楽で絶賛を博したオーストリアの名匠ラルフ・ヴァイケルトです。
6月1(日) 13:30 オペラ「トスカ」(2009年12月5日公演/2時間4分)
2003年以来6年ぶりの再演となったイタリア・オペラ屈指の名作プッチーニ『トスカ』。
アントネッロ・マダウ=ディアツの演出は、正統派そのものの美しく重厚な舞台です。そこで繰り広げられる劇的なドラマをヨーロッパの主要な歌劇場で主役を務めている歌手が演じます。
本公演では主要歌手が全員新国立劇場初登場であることも特色です。指揮者も同様に新国立劇場初登場となるフレデリック・シャスラン。
新たな顔ぶれのアーティストによる質の高い作品をご覧ください。
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※いずれも先着30名程度。事前予約は不要です。
※上映時間は一挙上映した場合の目安時間です。2時間を超える作品の場合は、幕間に10分程度の休憩が入ります。
※シアター内での飲食はご遠慮ください。
お問い合わせ 新国立劇場 情報センター TEL:03-5351-3011
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