新国立劇場からのお知らせ

マンスリー・プロジェクト2014年1月 演劇講座 「演劇人サルトル」の募集を開始いたしました!

         

本日よりマンスリー・プロジェクト2014年1月の演劇講座 「演劇人サルトル」の募集を開始いたします。

      

~サルトルとは?~

ジャン=ポ―ル・サルトル Jean-Paul Sartre(1905-1980)は、フランスが生んだ小説家、劇作家、そして哲学者であります。

7歳で小説を書き始めたサルトルは、1938年自身の代表作である小説『嘔吐』でフランス文学界に登場します。

サルトルを語る上でのキーワードに「実存主義」があります。

「実存は本質に先だつ」という彼の概念は、「実存哲学」の思想からくるものであり、彼の諸作に色濃く反映されているものです。

1968年には、それらの彼の思想や社会への影響からノーベル文学賞に選ばれますが、サルトルはこれを辞退しています。

生涯を通じて、小説、演劇、哲学、文芸評論など様々な分野で偉業を成し遂げたサルトル。

彼の膨大な仕事の中でも特に「戯曲」に関しては、あまり語られることの少なかった分野の一つであります。

      

~サルトルの戯曲~

サルトルは『蝿』を皮切りに10もの戯曲を残しています。

2014年2月19日より公演を行う『アルトナの幽閉者』は、サルトルの9つ目の戯曲にあたります。

1960年台、サルトルの芝居は数多く上演されていました。

しかし彼の死後、ひとつの成功をおさめた戯曲作品は永らく忘れ去られました。

2005年。サルトルの死から25年、四半世紀が過ぎたころから彼は再び注目され始めました。

存命中からも常に時代を超越し続けたサルトルは、現在においても私たちの「同時代人」としてその存在を大きなものとしています。

  

演劇講座「演劇人サルトル」では、大阪芸術大学大学院芸術研究科長、そして神戸大学名誉教授でありサルトル研究で著名な山縣 煕氏をお迎えして『アルトナの幽閉者』で語られる「幽閉」をキーワードにサルトルの現在性を解説していきます。

    

<開催日程>

演劇講座 「演劇人サルトル」

2014年1月17日(金)7:00・18日(土)1:00

講師:山縣 煕(大阪芸術大学大学院芸術研究科長・神戸大学名誉教授

会場:情報センター←劇場内の様子はこちらをクリック!

※Googleストリートビューにて劇場内の様子をご覧いただけます。

参加費:無料

応募期間:12/10(火)~1/6(月) 

★お申込みはこちら★

※1プロジェクトにつきお一人様1回の応募とさせていただきます。

※ご参加には事前申し込みが必要です。

※やむを得ない事情により、企画内容・日程・出演者等が変更になる場合があります。

   

                                            演劇人サルトルチラシ.jpg

                           チラシの拡大はこちら

                                                                       

マンスリー・プロジェクトは、4シーズン目にはいり、ますます多彩、さらに充実!

入場は無料!皆様をお待ちしています!

新国立劇場でしか聞けない演劇講座にトークセッション、そして参加型のワークショップも2回と充実、リーディング公演も見逃せません。

演劇公演をより楽しんでいただくために、お気軽にマンスリー・プロジェクトへお越しください!

★マンスリー・プロジェクト全体の情報はこちらから★

   

※2014年3月に予定しておりましたリーディング公演「秋元松代作品」よりは、 "トークセッション「Try・Angle-三人の演出家の視点」をふりかえって"に変更となりました。

★詳細はこちら★

 

お問い合わせ:新国立劇場情報センター「マンスリー・プロジェクト」受付係 電話03-5351-3011(代)