出演者のワークショップが行われました
2010年 11月 15日|スタッフ
先週10日(水)と12日(金)に、「わが町」の出演者によるワークショップが行われました。
参加したのは、中村倫也さんと佃井皆美さん、そして、町の人々などを演じる「わが町」ボーイズ&ガールズとさいたまゴールド・シアターの皆さんです。下は18歳から上は81歳までの20名以上が、演出の宮田慶子の指導のもと、様々なプログラムに取り組みました。その一部をご紹介します。
↑全員で輪になって手をつなぎ、右隣の人の手を握って信号を伝えていくプログラム。信号の数が3つにまで増えていくと、両手に全神経を集中させた参加者の表情は真剣そのもの。こうして集中力を高めていきます。
↑二人一組になって、見えないものを互いに投げ合うプログラム。最初はただのキャッチボールだったのが、バスケットボールになり、生卵になり、地球上で最も重い物質になり…。相手の動きをしっかり観察してコミュニケーションを取ることの大切さが分かってきます。
↑一人ずつ「わが町」の台詞やト書きを読むプログラム。中劇場の大きな空間で後方の客席まで届けるように意識して声を出す練習です。「“千回”というのは、自分にとって多いのか少ないのか、考えて言ってみよう」「もう少し低い音が地声だから、その方が観客に説得力をもって伝えられる」など、宮田の的確なアドバイスでみるみる台詞が生きたものになっていきました。
世代の異なる俳優同士がチームを組み、呼吸を合わせ、一緒に体を動かした2日間。そのおかげで新しい発見があり、相乗効果が生まれる、とても意義深いワークショップになりました。
そして今週19日(金)には、出演者・スタッフが全員そろっての顔合わせ。いよいよ本格的な稽古がスタートします。この模様はまたブログでご報告しますので、お楽しみに。(ま)