2015/2016シーズン
「桜の園」
The Cherry Orchard
小劇場
最晩年のチェーホフが文字通り心血を注いで完成させた生涯最後の戯曲『桜の園』。1904年モスクワ芸術座で初演、我が国でも1915(大正4)年の初演以来、21世紀の現在まで繰り返し上演され、最も親しまれた西洋戯曲のひとつとなっています。新国立劇場でも2001/2002シーズンに「チェーホフ・魂の仕事」と銘打ち、栗山民也演出によって舞台を日本に移し翻案上演されました。今回は、格調の高い神西清の翻訳で、感情の機微が緻密に描かれたこの戯曲を、小劇場の濃密な空間で鵜山仁がどのように上演するか興味は尽きません。
出演は、『現代能楽集・鵺』以来の新国立劇場出演となる田中裕子がラネーフスカヤ夫人役に挑戦するのをはじめ、『エドワード二世』タイトルロールでの好演が記憶に新しい柄本佑に加え、若手、ベテランら演技派俳優陣で臨みます。ご期待ください。
ニュース
- 2016年11月16日
- 『桜の園』の舞台写真を掲載しました。
公演日程・チケット
公演日程
2015年 |
11/11 水 |
11/12 木 |
11/13 金 |
11/14 土 |
11/15 日 |
11/16 月 |
11/17 火 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
13:00 |
13:00 |
13:00 | 13:00![]() |
休 | |||
18:30 | 18:30![]() |
演 | |||||
2015年 |
11/18 水 |
11/19 木 |
11/20 金 |
11/21 土 |
11/22 日 |
11/23 月祝 |
11/24 火 |
13:00 |
13:00★ |
13:00 |
13:00 | 13:00![]() |
休 | ||
18:30 | ☆ | 演 | |||||
2015年 |
11/25 水 |
11/26 木 |
11/27 金 |
11/28 土 |
11/29 日 | ||
13:00 |
13:00 |
13:00 |
13:00![]() |
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18:30 | 18:30 |
- ※11月18日(水)公演には学校団体が入る予定です。
託児室<キッズルーム「ドレミ」>をご利用いただけます。
上演予定時間:約2時間40分(第1幕80分 休憩15分 第2幕65分)
※時間は変更になる場合があります。最新の情報はボックスオフィスまでお問い合わせください。(11月16日更新)
★新国立シアタートーク(入場無料。ただし満席の場合、制限有)
11月19日(木)公演終了後 小劇場
出演:鵜山仁、柄本佑、木村了、宮田慶子 司会:中井美穂
●入場方法:本公演のチケットをご提示ください。
マンスリー・プロジェクト(入場無料・要申込み)
11月21日(土)18:00 小劇場
講師:浦 雅春(ロシア文学者)
●募集期間:10/6(火)~
チケット料金(税込)
席種 | A席 | B席 |
---|---|---|
6,480円 | 3,240円 |
>座席表
○クラブ・ジ・アトレ会員販売期間は会員の方は上記料金の10%OFF、一般発売以降は5%OFFでお求めいただけます。
Z席 1,620円
前売り開始日
会員先行販売期間:2015年8月30日(日)~9月9日(水)
一般発売日:2015年9月13日(日)
座席表
スタッフ・キャスト
スタッフ
- 作
- アントン・チェーホフ
- 翻訳
- 神西 清
- 演出
- 鵜山 仁
-
(作)
アントン・
チェーホフ -
-
(演出)
鵜山 仁
- 美術
- 島 次郎
- 照明
- 沢田祐二
- 音響
- 秦 大介
- 衣裳
- 緒方規矩子
- ヘアメイク
- 川端富生
- 演出助手
- 稲葉賀恵
- 舞台監督
- 北条 孝
プロフィール
- 【作】アントン・チェーホフ(Anton Pavlovich Chekhov)
- ロシアの劇作家、小説家。モスクワ大学医学部を卒業後、医師として働く。生活費を稼ぐため短編ユーモア小説を書き始め、その後本格的に文学作品を執筆するようになる。1881年から戯曲を書き始め、87年に長編『イワーノフ』が初演。89年の再演が好評を博し、96年初演の『かもめ』以降、99年『ワーニャ伯父さん』、1901年『三人姉妹』、04年『桜の園』を執筆、劇作家としての名声を確立した。
- 【演出】鵜山 仁(Uyama Hitoshi)
- 舞台芸術学院、文学座附属研究所を経て、1981年、文学座座員に。83年から1年間、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリに滞在。毎日芸術賞千田是也賞、紀伊國屋演劇賞個人賞など、受賞多数。最近の演出作品に『尺には尺を』『十二夜』『終の楽園』『死神』など。
- 新国立劇場では、『リア王』『新・雨月物語』『新・地獄変』『コペンハーゲン』『花咲く港』『カエル』『アルゴス坂の白い家』『オットーと呼ばれる日本人』『舞台は夢』『現代能楽集 鵺』『イロアセル』『リチャード三世』、オペラ『カルメン』『鹿鳴館』を演出。2009年『ヘンリー六世』の演出で芸術選奨文部科学大臣賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞などを受賞。07年9月より10年8月まで新国立劇場演劇芸術監督。
キャスト
田中裕子 柄本 佑
木村 了 宮本裕子 平岩 紙 吉村 直 石田圭祐 大谷亮介 金内喜久夫
奥村佳恵 山﨑 薫 木場允視 景山仁美 永澤 洋 田代隆秀
-
田中裕子
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柄本 佑
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木村 了
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宮本裕子
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平岩 紙
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吉村 直
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石田圭祐
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大谷亮介
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金内喜久夫
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奥村佳恵
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山﨑 薫
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木場允視
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景山仁美
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永澤 洋
-
田代隆秀
ものがたり
南ロシア、ラネーフスカヤの領地、「桜の園」。5月のとある日、夜明け前にラネーフスカヤ夫人一行がパリから帰国する。家族や使用人たち、地元の名士たちは再会を喜ぶが、その胸中は穏やかではなかった。
彼女はパリでの生活に疲れ果て、破産状態にあり、先祖代々の「桜の園」は今や競売にかけられようとしていたからだ。それを嘆きながらも浮世離れしたラネーフスカヤは浪費と享楽的な生活を止めようとしない。折しも華やかな舞踏会の最中に、「桜の園」が落札された知らせが届く。そして失意のラネーフスカヤは......。
チェーホフ・プチ探訪記
数年前、個人的な勉強のためにロシアに行ったことがある当劇場スタッフが、現地でたまたま訪れた、チェーホフがかつて住んでいた村の写真を若干ご紹介します!
「桜の園」の作者チェーホフをはじめ、名だたる文豪や芸術家を輩出しているロシアですが、寒そう...、文字が読めない...、なんか怖そう...と、あまり馴染みのない方も多いのでは?
この機会に、ロシアの空気を少しだけ感じてみてください~!
その1
チェーホフは32歳のとき、都会の煩わしさから逃れようと、モスクワ郊外のメリホヴォという所に領地を買い、そこに住み着きます。
かつての家は現在、博物館として一般に公開されています。モスクワ市街地から電車やバスを乗り継ぎおよそ1時間半。
今回は乗り継ぎ駅の様子をご紹介。
・大きな建物はバスターミナル
・駅ホームの駅名表示板、"ЧЕХОВ"=チェーホフと書いてあります。そう!ここは「チェーホフ駅」なのです。
・撮影時期は12月。クリスマスの飾りつけが露店にたくさん。
メリホヴォという地区があるのは、モスクワ州チェーホフ市。市は以前、ロパースニャ村という名前でしたが、1954年、作家にちなんでこの名称になったとのこと。ロシアにおけるチェーホフの根強い人気がうかがえます。
(なお、メリホヴォでもチェーホフへの来客は絶えず、また医者でもあった彼は村人の治療にも奔走し、とても多忙だったようです...)
その2

○領地の購入に、予想以上にお金がかかり...... 「いろんな女商人だの、担保だの、何だのという締め綱が最初から僕を締めつけ、僕は自分の骨がみしみしきしむ音を聞き、眼を閉じると、自分の領地が競売になる光景がまざまざと瞼に浮かぶ始末。やれやれです!」(1892年2月の書簡より)

両親たち家族を養う身でありながら、土地の購入で大きな借金を抱えたチェーホフ。「桜の園」の物語の核をなす"領地が競売にかけられる"というモチーフは、この頃にはすでに彼の中にあったようです...。 (ちなみにチェーホフが「桜の園」を執筆するのは、この手紙からおよそ11年後のこと)

チケット購入時の注意・割引について
チケット購入時の注意
- 車椅子をご利用のお客さまはボックスオフィス(TEL:03‐5352‐9999)までお問い合わせください。
- 就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。お子様も1人1枚チケットをお求めください。
- 壁際、手摺の近くの一部のお座席で、舞台が見えにくい場合がございます。ご了承ください。
- 公演日、席種によっては、お求めになれないことがあります。
- 公演中止の場合を除き、チケットの変更・払い戻しはいたしません。
- やむを得ない事情により出演者が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
割引等のご案内
- 高齢者(65歳以上)、学生、障害者、ジュニア割引がございます。ボックスオフィスにてお申し込みの際に、割引をご利用の旨お知らせください。(高齢者、学生割引はチケットぴあ一部店舗でもご利用いただけます。Webボックスオフィス、他のプレイガイドでは受付できません。それぞれ、年齢を確認できるもの・学生証・障害者手帳が必要になります。)
- 当日学生割引(50%割引/Z席を除く):公演当日のみボックスオフィスとチケットぴあ一部店舗で販売。1人1枚。電話予約不可。要学生証。
チケット取り扱い
-
-
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0570-084-003(Lコード:36106)
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- グループでのお申し込み
- 10名以上でのご観劇の場合は新国立劇場営業部(TEL:03-5352-5746)までお問い合わせください。