演出
宮本亜門 みやもと・あもん
出演者、振付師を経て、2年間ロンドン、ニューヨークに留学。帰国後の1987年にオリジナル・ミュージカル『アイ・ガット・マーマン』で演出家としてデビュー。翌88年には同作品で昭和63年度文化庁芸術祭賞を受賞。ミュージカルのみならず、ストレート・プレイ、オペラなど、常に注目される演出家として、活動の場を国内外へ広げている。2004年に、ニューヨークのオンブロードウェイにて『太平洋序曲』を東洋人初の演出家として手がけ、05年同作はトニー賞の4部門でノミネートされる。また、07年に米・サンタフェオペラにてタン・ドゥン作曲の現代オペラ『TEA:A Mirror of Soul』(アメリカン・プレミア)を演出。11年には神奈川芸術劇場こけら落としとして上演した『金閣寺』がリンカーンセンター・フェスティバルに招聘された。近年では、音楽劇『三文オペラ』、オペラ『ラ・トラヴィアータ』、ミュージカル『スウィーニー・トッド』など。新国立劇場では『太平洋序曲』『Into the Woods』を手がけている。『Into the Woods』の演出で第4回朝日舞台芸術賞秋元松代賞受賞。10年に神奈川芸術劇場の初代芸術監督に就任。