あわれ彼女は娼婦 | 新国立劇場

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あわれ彼女は娼婦 'Tis Pity She's a Whore あわれ彼女は娼婦 'Tis Pity She's a Whore

2016年6月8日(水)~26日(日) 新国立劇場 中劇場 共催:TBS 後援:TBSスタジオ 2016年6月8日(水)~26日(日) 新国立劇場 中劇場 共催:TBS 後援:TBSスタジオ

お互いを狂おしいほど愛した
兄妹のゆさぶられる魂と
官能を描いた
エリザベス朝演劇の衝撃作!

イギリスの劇作家、ジョン・フォードが
1620年ごろに執筆した彼の代表作であり、
シェイクスピアや
クリストファー・マーロウなど
名立たる劇作家を輩出した
エリザベス朝演劇の終盤を代表する名作戯曲です。

純粋にお互いを愛するがゆえに
あやまちを犯してしまうジョヴァンニと
アナベラ兄妹を中心に、
二人を取り巻く人々の欲望が
壮絶に描かれるこの愛憎劇を、
新国立劇場で数々の名舞台を創りだした
演出家・栗山民也がどのように舞台に立ち上げるか
興味はつきません。

兄妹に浦井健治、蒼井優に加え、
若手からベテランまで実力と存在感を兼ね備えた
俳優陣で贈る話題の舞台を、是非、お見逃しなく!

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ものがたり

中世のイタリア、パルマ。

勉学に優れ、人格的にも非の打ち所がないと将来を嘱望されるジョヴァンニは、尊敬する老修道士に、類まれな美貌の妹アナベラを女性として愛していると告白し、修道士の忠告も聞かずにアナベラに気持ちを伝えてしまう。

愛するがゆえに、ついに道ならぬ恋に身を委ねる二人。
兄妹の運命は、いかに......。

人物相関図

スタッフ・キャスト

スタッフ

作:ジョン・フォード(John FORD)

ジョン・フォードの生涯について分かっている事は少ない。1586年4月17日、デヴォンシャーで受洗(生後3~5日目)。オックスフォードのエクセター・カレッジに学び、1602年11月にはミドル・テンプル(四法学院の一つ)のメンバーになったが、17年に退会するまで弁護士の資格はとらなかった。20歳の頃から詩や散文を書き始め、1621年以後はジョン・ウェブスターやトマス・デカーと共作して劇作家としての地歩を固めた。24年以降は独立して戯曲を書いたが、単独作7本の創作年代も順序も不明である。『あわれ彼女は娼婦』も24年から33年までの間に初演された、ということしか確定できない。1576年に初めてロンドンに劇場が建てられてから、1642年ピューリタン革命によって劇場が閉鎖されるまでの、いわゆるエリザベス朝演劇において、フォードはその掉尾を飾る劇詩人であり、「エリザベス朝演劇の白鳥」と呼ばれるに相応しい作品を歌い上げた。

演出:栗山民也(くりやま・たみや)

早稲田大学文学部演劇科卒業。主な演出作品に『GHETTO/ゲットー』『きらめく星座』『海をゆく者』『組曲虐殺』『スリル・ミー』『ピアフ』『藪原検校』『デスノート The Musical』などがある。紀伊國屋演劇賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞、毎日芸術賞千田是也賞、朝日舞台芸術賞、芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞。新国立劇場では『今宵かぎりは...』『ブッダ』『キーン』『夜への長い旅路』『欲望という名の電車』『ピカドン・キジムナー』『夢の裂け目』『ワーニャおじさん』『櫻の園』『浮標』『夢の泪』『涙の谷、銀河の丘』『世阿彌』『胎内』『喪服の似合うエレクトラ』『箱根強羅ホテル』『母・肝っ玉とその子供たち』『夢の痂』『CLEANSKINS/きれいな肌』『氷屋来たる』『まほろば』『雨』『マニラ瑞穂記』、オペラ『夕鶴』『蝶々夫人』を演出。著書に『演出家の仕事』。新国立劇場演劇芸術監督を7シーズン務め、また2005年4月から16年3月まで新国立劇場演劇研修所所長を務める。13年春、紫綬褒章受


    • 作:ジョン・フォード
    • 翻訳:小田島雄志
    • 演出:栗山民也

  • 美術:松井るみ
  • 照明:服部 基
  • 音響:福澤裕之
  • 衣裳:前田文子
  • ヘアメイク:鎌田直樹
  • アクション:渥美 博
  • 振付:田井中智子
  • 演出助手:田中麻衣子
  • 舞台監督:加藤 高

キャスト・プロフィール

  • 浦井健治
    (ジョヴァンニ)

    浦井健治(うらい・けんじ)/ジョヴァンニ

    東京都出身。ドラマ『仮面ライダークウガ』でデビュー。『エリザベート』のルドルフ皇太子役に抜擢され、以後、ミュージカル、ストレートプレイなど舞台を中心に活動。最近は映像での活躍もめざましい。
    最近の主な舞台に『トロイラスとクレシダ』『デスノート The Musical』『ボンベイドリームス』『アルジャーノンに花束を』『タイトル・オブ・ショウ』『THE BIG FELLAH ビッグ・フェラー』『シャーロック・ホームズ~アンダーソン家の秘密』『MIWA』『二都物語』『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ』などがある。他にはテレビ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』『ニーチェ先生』『MOZUスピンオフ 大杉探偵事務所』など。
    新国立劇場では『星ノ数ホド』『リチャード三世』『ヘンリー六世』三部作に出演。
    2006年第31回菊田一夫演劇賞、2009年第44回紀伊國屋演劇賞個人賞、2010年第17回読売演劇大賞杉村春子賞、2015年第22回読売演劇大賞最優秀男優賞受賞。

  • 蒼井 優
    (アナベラ)

    蒼井 優(あおい・ゆう)/アナベラ

    福岡県出身。ミュージカル『アニー』でデビュー。以後、映画、テレビ、CMと幅広く活躍。最近は舞台の出演も多い。
    最近の主な舞台に『スポケーンの左手』『三人姉妹』『かもめ』『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ』『サド侯爵夫人』『その妹』『南へ』『楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~』『オセロー』『シブヤから遠く離れて』などがある。他には映画『家族はつらいよ』『東京家族』『Vampire』『るろうに剣心』『たまたま』『洋菓子店コアンドル』『雷桜』『FLOWERS』『おとうと』『フラガール』、テレビ『若者たち 2014』『最も遠い銀河』『ダブルフェイス 偽装警察編』『贖罪』『龍馬伝』『おせん』など。
    2006年『フラガール』にて、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞・新人俳優賞、ブルーリボン賞主演女優賞、キネマ旬報映画賞助演女優賞など多数受賞。

  • 伊礼彼方
    (ソランゾ)

    伊礼彼方(いれい・かなた)/ソランゾ

    幼少期はアルゼンチンで過ごし、その後横浜へ。これまでに舞台を中心に、ミュージカル、ストレートプレイ、朗読などジャンルや役柄を問わず幅広く活躍。
    最近の主な舞台に『グランドホテル』(本年4月-5月)『ピアフ』『星の王子さま』『End of the RAINBOW』『嵐が丘』『ヴェローナの二紳士』『スリル・ミー』『朝日のような夕日をつれて2014』『Paco~パコと魔法の絵本~fromガマ王子vsザリガニ魔人』『ジャンヌ』『キフシャム国の冒険』『アンナ・カレーニナ』『ハムレット』『システィーナ歌舞伎GOEMON』『港町純情オセロ』『今は亡きヘンリー・モス』『エリザベート』などがある。
    新国立劇場では『テンペスト』に出演。

  • 石田圭祐
    (フローリオ)

    石田圭祐(いしだ・けいすけ)/フローリオ

    神奈川県出身。早稲田大学在学中に文学座附属演劇研究所入所、1981年座員となる。
    主な舞台に『奇跡の人』『女の一生』『泣き虫なまいき石川啄木』『マリー・アントワネット』『トロイアの女たち』『闇に咲く花』『ルーマーズ』『ガリレイの生涯』『ジャンヌ』『フランケンシュタイン』『明治の柩』などがある。
    新国立劇場では『リア王』『夢の裂け目』『櫻の園』『浮標』『世阿弥』『夢の泪』『花咲く港』『夢の痂』『アルゴス坂の白い家』『オットーと呼ばれる日本人』『雨』『長い墓標の列』『十九歳のジェイコブ』『桜の園』に出演。

  • 中嶋しゅう
    (枢機卿)

    中嶋しゅう(なかじま・しゅう)/枢機卿

    東京都出身。これまでに舞台、映画、テレビと幅広く活躍。最近は演出も手掛ける。
    最近の主な舞台に『ETERNAL CHIKAMATSU』『スポケーンの左手』『夜想曲集』『狂人なおもて往生をとぐ』『炎』『ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる』『マクベス』『ジャンヌ』『帰郷』『千に砕け散る空の星』『炎の人』『エディットピアフ』『恐るべき親たち』『今は亡きヘンリー・モス』『BLUE/ORANGE』『ニュルンベルク裁判』などがある。他には映画『日本のいちばん長い日』『最後の命』『47RONIN』『バイバイ・マラーノ』『くじけないで』『ラーメンガール』『まあだだよ』『夢』『乱』『影武者』、テレビ『風の峠~銀漢の賊』『ロンググッドバイ』など。
    新国立劇場では『効率学のススメ』『ヘンリー六世』三部作、『氷屋来たる』『母・肝っ玉とその子供たち』『欲望という名の電車』に出演。
    2011年第46回紀伊國屋演劇賞個人賞受賞。

人物相関図

人物相関図

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人物紹介

ジョヴァンニ(浦井健治)
フローリオの息子。勉学に優れ、将来を嘱望される若者。妹のアナベラを愛している。
アナベラ(蒼井 優)
ジョヴァンニの妹。類まれな美貌を持つ。兄ジョヴァンニに理想の男性像を見出している。
ソランゾ(伊礼彼方)
裕福で魅力的な貴族。アナベラの有力な結婚相手とみなされている。
ボナヴェンチュラ(大鷹明良)
ジョヴァンニの師であり、信頼篤い修道士。
ドナード(春海四方)
バーゲットの叔父。裕福なパルマ市民。
ポジオ(佐藤 誓)
バーゲットの忠実な召使。
プターナ(西尾まり)
アナベラの乳母。ジョヴァンニとアナベラの関係を知っている。
リチャーデット(浅野雅博)
ヒポリタの夫でありフィロティスの叔父。とある目的ために医者に変装している。
ヴァスケス(横田栄司)
ソランゾの忠実な召使。
ヒポリタ(宮 菜穂子)
リチャーデットの不実な妻。
グリマルディ(前田一世)
ローマの紳士。ソランゾを目の敵にしている。
バーゲット(野坂 弘)
ドナードの馬鹿な甥。
フィロティス(デシルバ安奈)
リチャーデットの姪。
フローリオ(石田圭祐)
パルマの紳士。ジョヴァンニとアナベラの父。
枢機卿(中嶋しゅう)
ローマ教皇使節。

公演日程

2016年

  • 6/8
    18:30
  • 9
    18:30
  • 10
    13:00
  • 11
    13:00託児室
    マンスリープロジェクト
  • 12
    13:00託児室
  • 13
    休演
  • 14
    13:00新国立シアタートーク
  • 15
    13:00
  • 16
    13:00
    18:30託児室
  • 17
    18:30カメラ設置
  • 18
    13:00カメラ設置
    18:30
  • 19
    貸切
    13:00
  • 20
    休演
  • 21
    13:00託児室
  • 22
    13:00
  • 23
    13:00
  • 24
    18:30
  • 25
    ぴあデー
    13:00
    託児室
    18:30
  • 26
    13:00
    • 予定上演時間:約3時間5分(第1幕90分 休憩20分 第2幕75分)
  時間は変更になる場合があります。最新の情報はボックスオフィスまでお問い合わせください。(6月7日更新)
  • 6/21(火)、23(木)公演には学校団体が入る予定です。
  • 6/25(土)13:00公演はぴあスペシャルデーです。前売券はチケットぴあ及び新国立劇場Webボックスオフィスにて販売します。
  • Z席は、上記貸切公演・ぴあスペシャルデーを含む全日程で、公演当日ボックスオフィスにて販売します。

6/17(金)、18(土)13:00公演は収録のため場内にカメラを設置いたします。

開場は開演の30分前です。
開演後のご入場は制限させていただきます。

託児室<キッズルーム「ドレミ」>
利用可能日(要予約)

新国立シアタートーク
(入場無料。ただし満席の場合、制限有)

日時:6月14日(火)公演終了後 中劇場
出演:浦井健治、蒼井 優、宮田慶子  司会:中井美穂
入場方法:本公演のチケットをご提示ください。

  • ●お問い合わせ:営業部 
    TEL. 03-5351-3011(代)

マンスリープロジェクト
(入場無料・要申込み)

演劇講座 「ジョン・フォードとエリザベス朝演劇」
6月11日(土) 18:00  中劇場
講師:河合祥一郎(英文学者・東京大学大学院教授)

  • ●4/26(火)より募集開始。先着順。
    定員に達し次第締め切ります。
    こちらよりお申し込みください。
  • ●お問い合わせ:情報センター 
    TEL.03-5351-3011(代)

新国立劇場演劇公式アカウント

アクセス

新国立劇場

〒151-0071 東京都渋谷区本町1丁目1番1号

TEL : 03-5351-3011(代表)

京王新線(都営新宿線乗入)「初台駅」中央口(新国立劇場口)直結。

  • ※東口(東京オペラシティ口)ではございません。ご注意ください。
  • ※京王線は止まりません。

アクセス

チケット情報

座席表

  • チケット
    料金(税込)
  • S席
    8,640円
  • A席
    5,400円
  • B席
    3,240円
  • Z席※
    1,620円

前売開始
2016年4月2日(土)10:00~

  • Z席は公演当日朝10:00より、ボックスオフィスのみにて販売。1人1枚、電話予約不可。

2作品セット割 お得な2作品セット割をご用意 詳細はこちら2作品セット割 お得な2作品セット割をご用意 詳細はこちら

電話からのお申し込み

新国立劇場ボックスオフィス

TEL:03-5352-9999

チケットぴあ
0570-02-9999
(Pコード449-026)
ローソンチケット
0570-000-407
(オペレーター受付)
0570-084-003
(Lコード36109)
CNプレイガイド
0570-08-9999

JTB・近畿日本ツーリスト・日本旅行・東武トップツアーズ ほか

グループでのお申し込み

グループでのお申し込み:10名以上でのご観劇の場合はこちらをご参照いただくか、新国立劇場営業部(TEL:03-5351-3011)までお問い合わせください。

割引等のご案内

お申し込みの際、割引ご利用の旨をお知らせください。(Z席は対象外)

  • 高齢者割引(65歳以上)・学生割引 5%割引 ボックスオフィス(窓口・電話)、チケットぴあ一部店舗のみ取り扱い。要年齢証明書または学生証。
  • ジュニア割引(中学生以下) 20%割引 ボックスオフィス(窓口・電話)、Webボックスオフィス、チケットぴあで取り扱い。入場時年齢確認あり。
  • 当日学生割引 50%割引 公演当日朝10:00より残席がある場合のみボックスオフィス窓口、チケットぴあ一部店舗で取り扱い。要学生証。
  • 障害者割引 20%割引 ボックスオフィス(窓口・電話)のみ取り扱い。要障害者手帳等。車椅子をご利用のお客様はボックスオフィスまでお問い合わせください。
  • 車椅子をご利用のお客さまはボックスオフィス(TEL:03-5352-9999)までお問い合わせください。
  • 就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。お子様も1人1枚チケットをお求めください。
  • 壁際、手摺の近くの一部のお座席で、舞台が見えにくい場合がございます。ご了承ください。
  • 公演日、席種によっては、お求めになれないことがあります。
  • 公演中止の場合を除き、チケットの変更・払い戻しはいたしません。

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