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演劇「パーマ屋スミレ」が初日を迎えました

演劇「パーマ屋スミレ」が初日を迎えました。

 

新国立劇場では今年3月より、シリーズ「鄭義信 三部作」と題して、劇作家・鄭義信が日本の影の戦後史をテーマに新国立劇場のために書き下ろし、初演・再演で大反響を得た三作品を一挙再演しています。

 

その掉尾を飾るのが、鄭義信による演出の「パーマ屋スミレ」です。高度経済成長真っ只中の1960年代、石炭から石油へとエネルギー転換していくなかで、炭鉱に糧を得ている在日コリアン一家を描く本作。家族のささやかな幸せを襲う悲劇、そして公害訴訟を巡り闘う姿が、涙あり笑いありで描かれています。

 

2012年の初演で高い評価を得た南果歩、根岸季衣らオリジナルキャストに、千葉哲也、村上淳の実力派俳優を加えた新しい布陣でお贈りします。4年前とは一味もふた味も違う「パーマ屋スミレ」をどうぞお楽しみに。

 

 

(手前左より)南 果歩、千葉哲也(奥)酒向 芳

 

 


"高山厚生理容所"舞台模型(美術:伊藤雅子)
三部作の舞台となった50~70年代の演劇パンフレットを展示中。


ロビーには熊本地震義援金募金箱を設置しています。
初日終演後の楽屋にて、南果歩さん、鄭義信さん、宮田慶子演劇芸術監督