演劇公演関連ニュース

演劇「たとえば野に咲く花のように」が初日を迎えました

演劇「たとえば野に咲く花のように」が初日を迎えました。

 

新国立劇場では今年3月より、シリーズ「鄭義信 三部作」と題して、劇作家・鄭義信が日本の影の戦後史をテーマに新国立劇場のために書き下ろし、初演・再演で大反響を得た三作品を一挙再演しています。

 

その第二弾としておおくりするのは、鈴木裕美演出の「たとえば野に咲く花のように」。朝鮮戦争を背景とした1950年代の九州、愛する者に愛されない4人の男女を中心に、懸命に人を愛し、懸命に日々を生き抜く人々を丁寧に描きます。

 

ノンフィクション性の高い「焼肉ドラゴン」「パーマ屋スミレ」とは打って変わって、ギリシャ悲劇をベースとして生まれた本作ですが、鄭義信の市井の人々を真摯に見つめる視点は変わりません。初演から8年を経て、キャストも新たに生まれ変わった本作にご期待ください。

 

(左より)ともさかりえ、山口馬木也

  

 


「エンパイアダンスホール」の舞台模型(美術:二村周作)
色鮮やかなポスターとウェルカムフラッグがお出迎え。


ロビーでは関連書籍を販売中。
初日公演後の楽屋にて、左より宮田芸術監督、鈴木裕美氏、鄭義信氏