演劇公演関連ニュース

新国立劇場 2026年4月公演『ガールズ&ボーイズ』 ダブルキャストオーディションのお知らせ

新国立劇場では、2026年4月に演劇公演『ガールズ&ボーイズ』を上演いたします。

本作は、2018年にロンドン・ロイヤルコートシアターにてキャリー・マリガン主演で初演された、デニス・ケリー作の一人芝居です。初演時には高い評価を受け、のちにブロードウェイでも上演されました。
ある一人の女性の人生を追いながら、愛、結婚、仕事、そして出会いと喪失を描く本作は、順調に見えていた人生が予期せぬかたちで崩れていく過程を通して、現代社会に潜むさまざまな歪みを浮き彫りにします。
本邦初演となる今回は、新国立劇場でも『私の一ヶ月』『誤解』で繊細な心理描写と大胆な空間設計を魅せてきた稲葉賀恵を演出に迎えます。

シンプルな構成ながら、俳優の身体性と語りの力が問われる濃密で挑戦的な本作に臨むのは、真飛 聖
さらに本作により多面的な視点と深みをもたらすべく、異なる年齢層の出演者によるダブルキャストで上演いたします。
この度、そのもう一人の出演者を決定する公募オーディションの開催が決定しました。

つきましては、下記要綱をご確認の上、ぜひ奮ってご応募ください。作品にともに向き合い、挑戦してくださる方との出会いを、心より楽しみにしております。

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演出・稲葉賀恵

演出 稲葉賀恵よりメッセージ

 『ガールズ&ボーイズ』は、ある女性が自分の半生を語り始めることから始まる一人芝居です。彼女の口からは軽快でコミカルなものから、おおよそ想像を絶する信じられないことまで、さまざまな出来事が語られます。しかしこの作品で大事なのは、観客が、それらの出来事を語るその人の「今」の息遣い、表情、匂い、空気を共に共有し、彼女という他者の身に思いを巡らせ、想像をすることなのだと思います。
一人芝居を創作するのは初めてになります。間違いなく私にとっても高い頂になるこの作品に共に挑んでくださる仲間の一人に、真飛聖さんが決定いたしました。映画などで拝見する潔く明朗な姿と、そこに隠れる暗がりのような陰。その姿に魅了されていた私としては、真飛さんとの創作に、すでにとても刺激的な時間になる予感を感じて胸が騒いでいます。
そして今回もう一人、この作品に共に挑んでくださる仲間を募集します。主人公から語られる言葉は時に刺激的であったり言葉を失うほどのものであったりしますが、きっと多くの方が彼女の姿の中に自分を見つけることが出来る物語です。この言葉たちを血肉化し、一人の女性として共に創り上げてくださる強力な戦友を募集します。私は出会いを求めています。どうか、会いに来てください。

 



[稲葉賀恵プロフィール]

日本大学藝術学部映画学科卒。2008年文学座附属演劇研究所入所。13年に座員となる。同年4月『十字軍』にて文学座初演出。これまでの主な演出作品に、『リンス・リピート ―そして、再び繰り返す―』『オレアナ』『リタの教育』、ミュージカル『ラフヘスト~残されたもの』、音楽劇『不思議な国のエロス』~アリストパネス「女の平和」より~、『クレバス2020』『ブレイキング・ザ・コード』『幽霊はここにいる』『加担者』『母 MATKA』『墓場なき死者』『熱海殺人事件』『野鴨』など。23年、『加担者』『幽霊はここにいる』の演出で第30回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。新国立劇場では、『私の一ヶ月』『誤解』を演出。

公演概要

             

作品名:『ガールズ&ボーイズ』

作:デニス・ケリー 翻訳:小田島創志 演出:稲葉賀恵

出演:真飛 聖 他(Wキャスト)

芸術監督:小川絵梨子

主催:新国立劇場

▶公演日程:2026年4月

出演回数は、ダブルキャストの構成や演出意図を踏まえた上で決定いたします。(※必ずしも均等ではありません。)


▶稽古日程:2026年2月下旬稽古開始予定 於:新国立劇場内リハーサル室


▶公演会場:新国立劇場 小劇場

Story

人生、どうすればいいか分かんなくなった。
このままじゃだめだって思って。だから、一人で旅に出たの。

そしたら、イタリアの空港で彼に出会った。まるで映画みたいに。
恋に落ちて、結婚して、二人の子どもも生まれて、仕事だって順調で......
すべてがうまく転がっていく気がしてた。


だけど、ほんのちょっとしたことで、少しずつズレ始めて。
気づいたときには――もう戻れない場所にいた。


これは、そんな「わたし」の話。


オーディション概要

           

  1. 1.募集内容

    「わたし」役 1名


    2.応募資格

▽下記条件をすべて満たしている方

・31歳以上~40歳まで

・舞台出演経験のある方

・2026年2月下旬~4月末までの稽古・本番すべてに参加可能な方

・「5.選考の流れ」の項に明記されているオーディションに以下の条件で参加できる方

 ① 実技選考=開催期間10月29日(水)~31日(金)の3日間のいずれかに参加できること

 ② 最終選考=11月3日(月・祝)に参加できること

3.募集期間

2025年9月16日(火)12:00~10月3日(金)23:59まで ※オンライン受付のみ

4.応募方法

応募者登録後、当方指定の「エントリーシート」をご記入いただき、期限までに「エントリーフォーム」よりご応募ください。


[応募の流れ]

① はじめに、下記より応募者登録をお願いします。

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応募者登録期間:2025年9月12日(金)12:00~10月3日(金)21:00まで

※募集期間とは期日が異なりますのでご注意下さい。

          
          ↓

② ご登録いただいたメールアドレスに、自動返信メールにて、以下をお送りいたします。

「エントリー番号(5桁)」

「エントリーシート(ダウンロードURL)」

「エントリーフォームURL」

          ↓

③「エントリーシート」にご記入の上、募集期間内に、「エントリーフォーム」よりご応募ください。



[注意点]

※所定のエントリーシート以外のエントリーは受け付けません。

※エントリーシートには必ず「エントリー番号(5桁)」をご記入ください(シート上部に1か所)。

※フォームの記入事項、エントリーシートおよび写真に不備、記入漏れがあった場合は、書類選考の対象外となる場合がございます。

※記入内容について問合せをさせていただく場合がございます。

※エントリーシートは、必ず【PDF形式】で保存して添付してください。

※添付時にはファイル名を「エントリー番号_お名前」にしてください。(例:12345_新国花子.pdf)

※エントリー後、自動返信メールが送信されます。メールの受信をもって受付完了となりますので、必ずご確認ください。


【ご連絡先メールアドレスについて】

選考結果や選考参加日などはすべて、ご登録いただいた応募者連絡先にメールで通知いたします。ご登録いただくメールアドレスは、下記からのメールが受信可能な状態に設定してください。

新国立劇場 制作部演劇 オーディション係
nntt_drama_audition@nntt.jac.go.jp



  1. 5.選考の流れ

●書類選考

・審査結果:書類選考が終わり次第、10月21日(火)までに、メールにてご連絡いたします。

●実技選考

・対象者:書類選考通過者

・日程:10月29日(水)~10月31日(金)

※選考期間中のどこか一日、 60分程度(予定)の審査にご参加いただきます。

※選考次第でご参加をお願いする日程・時間が増える場合もございます。

・審査内容/オーディション方法:書類選考通過者にお知らせいたします。

・審査結果:実技選考結果は、11月1日(土)までに、メールにてご連絡いたします。

●最終選考

・対象者:実技選考通過者

・日程:11月3日(月・祝)

 ※60分程度(予定)の審査にご参加いただきます 。

・審査内容/オーディション方法:実技選考通過者にお知らせいたします。

・審査結果:最終選考結果は、11月5日(水)までに、メールにてご連絡いたします。

【オーディション参加時の諸注意】

・37.5℃以上の発熱があった場合は、絶対に無理はせず、ご来館をお控えください。

・すべてのオーディションに、演出家と新国立劇場のプロデューサーが参加します。

・すべてのオーディションについてビデオ記録を行います。記録はオーディション終了後、速やかに削除します。

新国立劇場「ハラスメント防止の取り組み」はこちら



  1. 6.お問合せ先

新国立劇場 制作部演劇オーディション係

TEL:03-5352-5845[平日11:00~18:00]

E-mail:nntt_drama_audition@nntt.jac.go.jp


[募集要項]PDF

[よくあるご質問]⇒PDF