演劇公演関連ニュース

2020/2021シーズン演劇 『ピーター&ザ・スターキャッチャー』開幕!

新国立劇場では本日12月10日(木)に演劇『ピーター&ザ・スターキャッチャー』が開幕しました。


ピーター・パンの前日譚。クリスマスシーズンにドキドキな冒険を!

  

こどももおとなも楽しめる企画第3弾として日本初演するのは『ピーター&ザ・スターキャッチャー』。 今月5日、6日のプレビュー公演によるブラッシュアップを経て、ついに初日を迎えました。


本作は、2004年に米国で出版、日本でも『ピーターと星の守護団』として知られている小説を基に劇作家リック・エリスが戯曲化した作品です。有名なあの『ピーター・パン』の前日譚として、ある孤児の「少年」が、海賊たちと戦う冒険を繰り広げ、どうして大人にならない永遠の少年「ピーター・パン」になったかが描かれています。新国立劇場で2014年に上演された『ご臨終』を演出し、近年目覚ましい活躍のノゾエ征爾を演出に迎え、日本初演でお届けします。ブロードウェイでは2012年に開幕し、同年にトニー賞9部門にノミネート、5冠を勝ち取ったヒット作です。どうぞご期待ください!


演出・ノゾエ征爾よりメッセージ

   

いやぁやばいです。間に合ってないです。ってそれはもちろん冗談ですが、まんざら冗談とも言い切れないくらい探索の尽きない作品です。そしてこの作品は特に、お客さんが最後のピースを担う要素が強いように感じます。次々と切り替わる風景を、生演奏と共に、気楽に楽しんでいただけたらと思います。皆さんと一緒に、ピーターの船の帆をあげていけましたら、それ以上の喜びはありません。

  

主演・入野自由よりメッセージ

   

僕が演じる「少年」は、永遠の少年「ピーター・パン」になる男の子。特別な男の子のようですが、素朴で人間味のある子です。僕自身も、役者をやっている上で、自分の取り柄ってなんだろうと周りを見渡したときに、僕は普通だな、特別な人間じゃない気がすると感じ、引け目に思うことがあります。今回はそこを逆手に、自分自身がもつ素朴さや普通だと感じる部分が、ピーターと巧くリンクしたらいいなと思っています。


こどももおとなも楽しめる作品になるよう、必死にみんなで探りながら作ってきました。シンプルな舞台上でキャストが身体を使って表現する、演劇の魅力が詰まった舞台になっています。楽しみに観に来ていただければ嬉しいです。

  

公演詳細:https://www.nntt.jac.go.jp/play/peter-and-the-starcatcher/

  

チケットはこちら

    

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(左から)宮崎吐夢、櫻井章喜、入野自由、豊原江理佳、新名基浩、内田健司
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(左から)入野自由、豊原江理佳
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(左から)入野自由、豊原江理佳

   


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『ピーター&ザ・スターキャッチャー』公演情報