演劇公演関連ニュース

「あわれ彼女は娼婦」が初日を迎えました

演劇「あわれ彼女は娼婦」が初日を迎えました。

 

「あわれ彼女は娼婦」は1620年頃にイギリスの劇作家ジョン・フォードにより執筆された、シェイクスピアやクリストファー・マーロウなど名立たる劇作家が活躍したエリザベス朝演劇終盤を代表する名作戯曲です。

 

純粋に互いを愛し合うがゆえにあやまちを犯してしまうジョヴァンニとアナベラ兄妹の悲劇と、それを取り巻く人々の激しい愛憎や欲望が克明に描かれます。演出にあたるのは、これまで新国立劇場で数々の傑作を世に送り出してきた栗山民也。栗山は「400年以上前に書かれたとは思えない生々しさで、向き合う者に迫ってくる戯曲」だと語ります。

 

兄妹に浦井健治、蒼井優を迎え、若手からベテランまで実力と存在感を兼ね備えた俳優陣が集結しました。随所に笑いもあり高いエンターテインメント性を持ちながらも壮絶かつ凄惨な結末を迎える本作が、400年の時を経て現代の皆様をお待ちしています。

 

(左より)浦井健治、蒼井 優

 


晴天に恵まれた公演初日。大きなパネルがお出迎えします。
「シアターガイド」7月号にインタビューが、「悲劇喜劇」7月号に戯曲が掲載されています。