演劇公演関連ニュース
マンスリー・プロジェクト10月 演劇講座「エリザベス朝演劇」を開催いたしました!
10月14日に行われたマンスリー・プロジェクトは、東京大学大学院教授であり、大好評を博した演劇公演『エドワード二世』の翻訳を行った河合祥一郎氏を迎えた演劇講座「エリザベス朝演劇」。
ブレヒト幕が開いたエドワード二世の舞台に現れた河合氏は、様々な事柄が無数に起こったエリザベス朝時代の演劇の中から、「舞台・台詞」にスポットを当て説明していきます。
そもそも「エリザベス朝」とはエリザベス一世(在位1558~1603)の在位から、ジェームズ一世及びチャールズ一世の時代のピューリタン革命による演劇閉鎖までの時代を指すと言われています。
劇場の閉鎖が解かれる王政復古以後は、豪華な舞台装置、観客と舞台を分けたプロセニアム形式、そして女優の登場など演劇を取り巻く環境が一変したそうです。
これらの演劇史も河合氏の解説とレジュメとにより分かりやすく講座が進行していきます。
話はエドワード二世の作者クリストファー・マーロウやシェイクスピアの弱強五歩格(アイアンビック・ペンタミター)や、無韻詩(ブランクヴァース)に移りました。
河合氏は、ここでキラキラ星やメリーさんの羊を例にその特徴を解説しました。
狂言に例えての説明や、マンスリーでは中々ない質疑応答など、普段あまり触れ合う機会のない「エリザベス朝演劇」が身近になった大盛況の講座となりました。
お客様からコメントを頂きました!
「エリザベス朝演劇に対しての歴史的な位置や特徴がよくわかる説明でした。河合先生の話の進め方や舞台を使っての話の口調も含めてとても説得力のある人柄に魅力を感じました。」
「内容は分かりやすく、深い知識の得られる講義でよかった。」
「河合先生の講義は深くおもしろい。来年も聴きたい。」
「とても分かりやすかったです。私は日本の古典芸能ファンであるので、交流のなかった400年以上前の東西の演劇の共通点に特に興味を持ちました。」
「エリザベス朝演劇の研究をされている方から直接聞けるお話は貴重でした。分かってから公演を見ると更に楽しめそう。」
「これから色々読んでみたい作品や、読む時に注意したい点が見つかりました。とても分かりやすく先生のお人柄でソフトな語り口が心地よく、勉強になりました。」
「シェイクスピアと違ってこの時代の他の作家について知る機会が中々ないのでとても良かった。」
「エリザベス朝演劇というと遠い世界のようですが、狂言と近いなど目からウロコで面白かったです。」
たくさんのコメントありがとうございました!
マンスリー・プロジェクトは、4シーズン目にはいり、ますます多彩、さらに充実!
入場は無料!皆様をお待ちしています!
新国立劇場でしか聞けない演劇講座にトークセッション、そして参加型のワークショップも2回と充実、リーディング公演も見逃せません。
演劇公演をより楽しんでいただくために、お気軽にマンスリー・プロジェクトへお越しください!
お問い合わせ:新国立劇場情報センター「マンスリー・プロジェクト」受付係 電話03-5351-3011(代)
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