プロフィール

【作】ドナルド・マーグリーズ(Donald Margulies)
1954年生まれ。アメリカの劇作家。イェール大学教授。82年『ルナ・パーク』で劇作家としてのニューヨーク・デビューを飾る。99年11月にオフ・ブロードウェイで開幕した『ディナー・ウィズ・フレンズ』がロングランとなり、2000年のピュリッツァー賞を受賞、のちに映画化もされている。日本で上演された作品に『短編集』『ディナー・ウィズ・フレンズ』『ブルックリン・ボーイ』がある。その他に『The Loman Family Picnic』『The Model Apartment』『Sight Unseen』などがある。

【翻訳】常田景子(つねだ・けいこ)
東京大学文学部心理学科卒。在学中、劇団夢の遊眠社に入団。文学座附属演劇研究所20期。木山事務所、NOISEなどで俳優として活動しながら翻訳を始め、パルコ劇場制作部を経て、現在は演劇脚本を中心に翻訳に携わる。初上演作品は1993年『滅びかけた人類、その愛と本質とは…』、2001年第8回湯浅芳子賞、翻訳・脚色部門受賞。近年の主な作品に『エンロン』『ピアフ』『太陽に灼かれて』『グレンギャリー・グレン・ロス』『6週間のダンスレッスン』『シカゴ』『デモクラシー』など。新国立劇場では『やけたトタン屋根の上の猫』『負傷者16人』など。主な翻訳書に『ヴードゥーの神々』『戯曲の読み方』『現代戯曲の設計』『リディキュラス!』など。

【演出】宮田慶子 (みやた・けいこ)
1957年生まれ、東京都出身。新国立劇場演劇部門、芸術監督。
80年、劇団青年座(文芸部)に入団。83年青年座スタジオ公演『ひといきといき』の作・演出でデビュー。
翻訳劇、近代古典、ストレートプレイ、ミュージカル、商業演劇、小劇場と多方面にわたる作品を手がける一方、演劇教育や日本各地での演劇振興・交流に積極的に取り組んでいる。
新国立劇場演劇研修所講師・サポート委員。社団法人日本劇団協議会常務理事、日本演出者協会副理事長。
主な受賞歴に、94年第29回紀伊国屋演劇賞個人賞(『MOTHER』青年座)、97年第5回読売演劇大賞優秀演出家賞(『フユヒコ』青年座)、98年芸術選奨文部大臣新人賞(新国立劇場公演『ディア・ライアー』)、01年第43回毎日芸術賞千田是也賞、第9回読売演劇大賞最優秀演出家賞(『赤シャツ』『悔しい女』青年座、『サラ』 松竹)など。
上記以外の主な演出作品に、『ブンナよ、木からおりてこい』『妻と社長と九ちゃん』『をんな善哉』(青年座)、『愛は謎の変奏曲』『恋の三重奏』『ガブリエル・シャネル』(松竹)、『ノイゼズオフ』『エレファントマン』『ペテン師と詐欺師』(ホリプロ)、『ふたたびの恋』『LOVE30』(パルコ)、『伝説の女優』(アトリエ・ダンカン)など。
新国立劇場では上記『ディア・ライアー』のほか、『かくて新年は』『美女で野獣』『屋上庭園』を演出。芸術監督就任後は2010/2011シーズン『ヘッダ・ガーブレル』『わが町』『おどくみ』、2011/2012シーズン『朱雀家の滅亡』『負傷者16人 ─SIXTEEN WOUNDED─』、2012/2013シーズン『るつぼ』。

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