テンペスト

  • 2013/2014シーズン
  • 中劇場
  • 2014年5月〜6月公演

    ※現在閲覧しているのは2013年7月のリニューアル以前のページです。掲載されている情報が古い可能性があります。3秒後に最新のページへ移動します。自動で移動しない方はこちらをクリック!

    作:ウィリアム・シェイクスピア
    翻訳:松岡和子
    演出:白井 晃

    出演:古谷一行  長谷川初範  河内大和  田山涼成  羽場裕一
    出演:伊礼彼方  山野史人  櫻井章喜  野間口 徹  原 金太郎
        ほか(台本順)

『テンペスト』はシェイクスピアが単独で執筆した最後の戯曲です。ダイナミックな「歴史劇」から始まり、抱腹絶倒「喜劇」、そして人間の存在意義を極限まで突き詰めた重厚な「悲劇」を経て、最後にシェイクスピアが辿り着いた劇世界が、まるで嵐のあとの凪のような透明感漂う「ロマンス劇(伝奇劇)」と呼ばれる作品群でした。そこでは運命や大自然の猛威によって引き裂かれた家族の、神の導きによっての再会、憎しみ合った者たちが時の流れによって和解に至る、いわば人間礼賛、人間肯定に満ちたシェイクスピアのメッセージを読み取ることができます。
彼の死後7年経って出版された最初の全集、ファーストフォリオの巻頭を飾ったのもこの戯曲で、同時代人にとって人気の舞台であり、21世紀の今日でも、2012年ロンドンオリンピック、パラリンピック両開会式のテーマが『テンペスト』であったことは、現代の人々にとってもこの戯曲が新鮮で親しみ易いことの証左にほかなりません。また『ハムレット』『ロミオとジュリエット』と並び、数多く映像化されたこともこの作品の特徴で、多くの演出家、映像作家のイマジネーションを刺激し続けています。
今回、新国立劇場初登場となる『テンペスト』を演出するのは、11年11月、『天守物語』で泉鏡花の耽美世界を見事に現代に甦らせた白井晃。彼がシェイクスピア晩年のこの傑作を、どう舞台化するのか期待が高まります。

スタッフ

作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:松岡和子
演出:白井 晃

キャスト

古谷一行  長谷川初範  河内大和  田山涼成  羽場裕一
伊礼彼方  山野史人  櫻井章喜  野間口 徹  原 金太郎
ほか(台本順)

写真
古谷一行
写真
長谷川初範
写真
河内大和
写真
田山涼成
写真
羽場裕一

写真
伊礼彼方
写真
山野史人
写真
櫻井章喜
写真
野間口 徹
写真
原 金太郎

ものがたり

元ミラノ大公プロスペローは12年前、弟アントーニオとナポリ王アロンゾーの謀略によりその地位を追われ、娘ミランダとともに海に流された。やがて漂着した孤島で魔術の修練を積み、空気の精エアリエル、醜い怪物キャリバンを従えて暮らしていた。その島は豊かな自然に恵まれ、妙なる楽の音がこだまする一種の桃源郷であった。
そこにアントーニオ、アロンゾー一行の乗った船が差し掛かると、船は突然の嵐に遭遇し、全員命からがら島に上陸する。だがその嵐は一行の到来を知ったプロスペローが魔術で起こした嵐だった……。

チケット料金

※チケット料金は、決定次第こちらのページに掲載いたします。

前売り開始日

会員先行販売期間:2014年2月16日(日)〜3月4日(火)
一般発売日:2014年3月8日(土)