【作】倉持 裕(くらもち・ゆたか)
1972年生まれ。2000年ペンギンプルペイルパイルズを旗揚げし、作・演出をすべて務め、『ワンマン・ショー』にて第48回岸田國士戯曲賞を受賞。脚本家として『空中ブランコ』『開放弦』『相思双愛』『トリツカレ男』など、劇団外の活動も多数。近年はWOWOW連続即興ドラマ『つかじの無我』『囚われつかじ』など、映像でもヒット作品を出し、連続ドラマ『サラリーマン金太郎』などの脚本も執筆。最近の脚本・演出作品に『窓』『謝罪の罪』『ネジと紙幣』など。演出作品に「現代能楽集V」−『春独丸』『俊寛さん』『愛の鼓動』、『サボテニング』『砂利』『センター街』など。新国立劇場では09年にシリーズ・同時代【海外編】『昔の女』の演出を担当。
【演出】鵜山 仁(うやま・ひとし)
慶應義塾大学フランス文学科卒業。舞台芸術学院、文学座附属研究所を経て、1981年、文学座座員に。83年から1年間、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリに滞在。毎日芸術賞千田是也賞、紀伊國屋演劇賞個人賞など、受賞多数。最近の演出作品に『くにこ』『炎の人』など。新国立劇場では、『リア王』『新・雨月物語』『新・地獄変』『コペンハーゲン』『花咲く港』『カエル』『アルゴス坂の白い家』『オットーと呼ばれる日本人』『舞台は夢』『現代能楽集 鵺』『ヘンリー六世』、オペラ『ラ・ボエーム』『カルメン』『鹿鳴館』を演出。2009年『ヘンリー六世』の演出で芸術選奨文部科学大臣賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞などを受賞。07年9月より10年8月まで新国立劇場演劇芸術監督。