プロフィール

【作】三島由紀夫(みしま・ゆきお)
1925年東京市四谷区生まれ。学習院初等科から中等科および高等科を経て東京帝国大学法学部卒。卒業後、大蔵省銀行局国民貯蓄課に勤めたが9か月で退職、作家として独立した。華麗な文体と、特異な心理分析、古典美によって裏打ちされた作風で多くの作品を発表。代表作に、戯曲『近代能楽集』『サド侯爵夫人』『わが友ヒットラー』、小説『仮面の告白』『金閣寺』『潮騒』『豊饒の海』四部作などがあり、ノーベル文学賞候補に何度も挙げられたことがある。後年、芸術至上的な独特な思想に傾く一方、次第にナショナリズム的色彩を強めていった。
70年11月25日市ヶ谷にある陸上自衛隊駐屯地にて割腹自殺。享年45歳。毎年11月25日には「憂国忌」が営まれる。なお、98年7月に完成した山中湖「山中湖文学の森」に、三島由紀夫文学館が建設され、『豊饒の海』創作ノートや自筆原稿のほか、多数の貴重な資料が収蔵、展示されている。

【演出】宮田慶子(みやた・けいこ)
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