【作】早船 聡(はやふね・さとし)
2002年、円演劇研究所修了。05年、劇団サスぺンデッズを旗揚げ、これまでの全作品の作・演出を手がける。08年、新国立劇場シリーズ・同時代に『鳥瞰図』を脚本提供。09年、シアタートラムネクストジェネレーションvol1、続いて三鷹市芸術文化センターネクストセレクション10thに参加。文字通り新進の劇作家である。また俳優としても多方面で活動、新国立劇場では『マッチ売りの少女』、『世阿弥』、『マテリアル・ママ』に出演のほか、岩松了作・演出『傘とサンダル』『アイスクリームマン』に出演している。
【演 出】松本祐子(まつもと・ゆうこ)
1992年、文学座附属演劇研究所に入所、97年より文学座座員に。99年11月より文化庁派遣芸術家在外研修員として1年間、ロンドンにて研修。文学座のみならず数々の作品の演出を手がける。主な演出作品に『冬のひまわり』『秋の蛍』『音の世界』『女人渇仰』『ホームバディ/カブール』『ぬけがら』『犀』など文学座公演のほか、流山児プロデュース『ガラスの動物園』、海のサーカス『アジアン・スイーツ』、コマプロダクション『ミザリー』、ホリプロ『ピーターパン』『サムワン』『ウーマン・イン・ホワイト』など。2001年『ペンテコスト』上演に対し、湯浅芳子賞を受賞のほか、05年『ぬけがら』『ピーターパン』の演出に対し、第47回毎日芸術賞・千田是也賞を受賞。
新国立劇場では04年に『てのひらのこびと』、08年に『鳥瞰図』を演出している。
現在、桜美林大学総合文化学科にて非常勤講師を勤めている。