【作】サミュエル・ベケット
サミュエル・ベケット(1906年4月13日-1989年12月22日)は、アイルランド生まれの劇作家、小説家、詩人。不条理演劇を代表する作家の一人であり、小説においても20世紀の重要作家の一人とされる。ウジェーヌ・イヨネスコと同様に、20世紀フランスを代表する劇作家としても知られている。1969年にはノーベル文学賞を受賞している。
【翻 訳】岩切正一郎(いわきり・しょういちろう)
宮崎県出身。フランス文学者、詩人。現在、国際基督教大学教授。
戯曲の翻訳に『ひばり』(ジャン・アヌイ)、『カリギュラ』(アルベール・カミュ)、音楽劇の翻訳に『兵士の物語』(ラミュ/ストラヴィンスキー)がある。
その他の著作では、著書『さなぎとイマーゴ・ボードレールの詩学』、詩集『エストラゴンの靴』、翻訳書『ノアノア』(ポール・ゴーギャン)、『世界文学空間 文学資本と文学革命』(パスカル・カザノヴァ)、『サタンが稲妻のように落ちるのが見える』(ルネ・ジラール)など。
2008年、『ひばり』と『カリギュラ』の翻訳によって、優れた戯曲翻訳に贈られる湯浅芳子賞を受賞。
【演 出】森 新太郎(もり・しんたろう)
東京都出身。演出家。演劇集団円、会員。
これまでに演出した主な舞台に、デーア・ローアー作『最後の炎』(新国立劇場リーディング公演)、遠藤周作没後十年行事・朗読劇『沈黙』(主演、橋爪功)があり、円では『ロンサム・ウェスト』『天使都市』(仲谷昇、岸田今日子追悼公演)『田中さんの青空』『孤独から一番遠い場所』『コネマラの骸骨』を演出。自身が主宰するモナカ興業でも活動中。
2009年、毎日芸術賞第11回千田是也賞受賞。