プロフィール

【作】蓬莱竜太(ほうらい・りゅうた)
劇作家・演出家
1976年生まれ、兵庫県出身。99年に舞台芸術学院の同期生・西條義将が主宰するモダンスイマーズの旗揚げに参加。以降、全ての作品の作・演出を務める。劇団外にも『時には父のない子のように』『第32進海丸』『世界の中心で、愛をさけぶ』『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』などプロデュース公演の脚本、映画『ピアノの森』の脚本およびノベライズ、映画『ガチボーイ』原作など、多岐に渡り活躍中。若い感性でのびやかに描く青春群像劇が、世代を超えて多くの人々の共感を集め、新世代の本格派ストーリーテラーとして注目を浴びている。

【演出】栗山民也(くりやま・たみや)
演出家
1953年生まれ、東京都出身。「芸能座」で小沢昭一氏に師事。その後、木村光一氏の演出助手として、数多くの舞台作りに参加、フリーの演出家となる。初演出作品は『ゴドーを待ちながら』(紀伊國屋ホール)。昭和63年度文化庁在外研修生として、ロンドンに滞在。帰国後は小劇場から大劇場まで、ジャンルもストレート・プレイからミュージカルまで幅広く活躍をする。2000年7月より2007年8月まで新国立劇場演劇部門の芸術監督を務める。05年4月からは新国立劇場演劇研修所所長も務めている。
主な演出作品に『日本人のへそ』『國語元年』『闇に咲く花』『阿国』『獅子を飼う』『二十四の瞳』『漂泊者のアリア』『黙阿弥オペラ』『GHETTO/ゲットー』『海の沸点』『エヴァ、帰りのない旅』『太鼓たたいて笛ふいて』『マリー・アントワネット』など。新国立劇場では『今宵かぎりは…』『ブッダ』『キーン』『夜への長い旅路』『欲望という名の電車』『ピカドン・キジムナー』『夢の裂け目』『ワーニャおじさ ん』『櫻の園』『浮標』『涙の谷、銀河の丘』『夢の泪』『世阿彌』『胎内』『喪服の似合うエレクトラ』『箱根強羅ホテル』『母・肝っ玉とその子供たち』『夢の痂』『CLEANSKINS/きれいな肌』『氷屋来たる』のほか、オペラ『夕鶴』『喋々夫人』の演出を手掛ける。
95年『ゲットー』の演出で芸術選奨文部大臣新人賞、第30回紀伊國屋演劇賞、第3回読売演劇大賞最優秀演出家賞受賞。98年『エヴァ、帰りのない旅』の演出で毎日芸術賞第1回千田是也賞、第6回読売演劇大賞最優秀演出家賞受賞。01年第1回朝日舞台芸術賞受賞。

秋山菜津子(あきやま・なつこ)
東京都出身。ひょうご舞台芸術『プルーフ/証明』、tpt『ブルールーム』で第36回紀伊國屋演劇賞個人賞、第9回読売演劇大賞優秀女優賞、杉村春子賞を、Bunkamura『タンゴ・冬の終わりに』で第14回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。主な舞台に『ドント トラスト オーバー30』『ドライブイン カリフォルニア』『SHIROH』『ルル〜破滅の微笑み〜』『キレイ』『労働者M』『朧の森に棲む鬼』『THE BEE』『キャバレー』『死ぬまでの短い時間』『わが魂は輝く水なり』など。新国立劇場では『透明人間の蒸気』『胎内』『母・肝っ玉とその子供たち』に出演。

中村たつ(なかむら・たつ)
俳優座養成所1期生、52年に劇団俳優座入団。『三文オペラ』『リチャードV世』『検察官』『どん底』『肝っ玉おっかあとその子供たち』『エセルとジューリアス』『季節はずれの長屋の花見』『とりあえずの死』『僕の東京日記』『三ちゃんと梨枝』などの俳優座公演のほか、地人会、こまつ座などのプロデュース公演に多数出演。主な作品に『ピアフ』『橋』『根っこ』『イーハトーボの劇列車』『人間合格』『この子たちの夏』『薮原検校』『家族の写真』などがあり、『冬の花』では第5回紀伊國屋演劇賞を受賞。新国立劇場では『夜明け前』『ワーニャ伯父さん』に出演。

魏 涼子(ぎ・りょうこ)
大阪府出身。桐朋学園大学短期大学部芸術科演劇選考卒業後、全日空の客室乗務員を経て、94年青年座に入団。『ムーラン・ルージュ』『乳房』『こんにゃくの花』などの青年座公演のほか、『見よ、飛行機の高く飛べるを』『KITCHEN』『桂三枝喜劇特別公演 明日元気になあれ!』など劇団外の舞台出演も多数。またテレビ、映画のほか、海外ドラマのアテレコなどでも活躍。新国立劇場では『かくて新年は』に出演。

前田亜季(まえだ・あき)
東京都出身。1992年、7歳でCMに出演、デビュー。子役として一世を風靡し、数々のテレビ・映画に出演。主な映画に『バトル・ロワイアル』『この世の外へ クラブ進駐軍』『リンダリンダリンダ』『孕み 白い恐怖』など。06年には映画『最終兵器彼女』『水に棲む花』でいずれも主演を務めた。おもな舞台出演作品は『グッバイガール』『ペーパームーン』『私はだれでしょう』など。現在、法政大学国際文化学科在学中。新国立劇場初登場。

三田和代(みた・かずよ)
俳優座付属養成所卒業後、1966年『アンドロマック』で主役に大抜擢され、舞台デビュー。以後、劇団四季で『なよたけ』『オンディーヌ』などのヒロインを演じる。84年退団後の主な舞台に『ナイトマザー』『がめつい奴』『糸女』『滝沢家の内乱』『日本の面影』『雨』『オセロー』『瞼の母』など。芸術選奨文部大臣賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞最優秀女優賞、紫綬褒章など受賞多数。新国立劇場には『紙屋町さくらホテル』『子午線の祀り』『美しきものの伝説』『夜への長い旅路』『夢の裂け目』『かもめ』『その河をこえて、五月』『夢の泪』『喪服の似合うエレクトラ』『夢の痂』に出演。

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