プロフィール

【作】早船聡(はやふね・さとし)
2002年、円演劇研究所修了。05年、劇団サスぺンデッズを旗揚げ、これまでにVol.1『上石神井サスペンデッド』、Vol.2『Clearly』、Vol.3『片手の鳴る音』、Vol.4『ライン』を上演、全作品の作・演出を手がける。戯曲を手がけるのは本作『鳥瞰図』で5作目ながら、独自の言葉使いと笑いのセンス、そこから生み出される独特な世界観が絶賛を浴びる新進気鋭の作家である。また俳優としても多方面で活動、新国立劇場では『マッチ売りの少女』、『世阿弥』、『マテリアル・ママ』に出演のほか、岩松了作・演出『傘とサンダル』『アイスクリームマン』に出演している。

【演出】松本祐子(まつもと・ゆうこ)
1992年、文学座附属演劇研究所に入所、97年より文学座座員に。99年11月より文化庁派遣芸術家在外研修員として1年間、ロンドンにて研修。文学座のみならず数々の作品の演出を手がける。主な演出作品に『冬のひまわり』『飛べない金糸雀の唄』『秋の蛍』『音の世界』『女人渇仰』『ぬけがら』など文学座公演のほか、流山児プロデュース『ガラスの動物園』、海のサーカス『アジアン・スイーツ』、コマプロダクション『ミザリー』、ホリプロ『ピーターパン』『サムワン』『ウーマン・イン・ホワイト』など。2001年『ペンテコスト』の上演に対し、湯浅芳子賞を受賞。03年『ホームバディ/カブール』を上演、05年『ぬけがら』『ピーターパン』の演出に対して第47回毎日芸術賞・千田是也賞を受賞。新国立劇場では04年に『てのひらのこびと』を演出している。現在、桜美林大学総合文化学科にて非常勤講師を勤めている。

渡辺美佐子(わたなべ・みさこ)
東京都出身。俳優座養成所、劇団新人会を経て、現在フリー。映像、舞台で活躍する演技派女優として定評がある。1982年より井上ひさし作の一人芝居『化粧―二幕』を演じ、芸術選奨文部大臣賞を受賞。海外でも多数上演され、国際的にも高い評価を得る。蜷川幸雄演出『グリークス』で第八回読売演劇賞優秀賞受賞。97年紫綬褒章、04年春の叙勲旭日小綬章受章。映像では橋田寿賀子ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』や、映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』と幅広い活動を展開、人間を深く洞察した熟練の演技に輝きが増す。
新国立劇場には、開場記念公演『夜明け前』以来2度目の登場となる。


浅野和之(あさの・かずゆき)
安部公房スタジオ、劇団夢の遊眠社を経てあらゆるジャンルで活躍を続け、数々の話題作に出演。06年、『ブラウニング・バージョン』、『12人の優しい日本人』で第40回紀伊國屋演劇賞個人賞、第十三回読売演劇大賞最優秀男優賞受賞。
舞台では、『GETTO』、『少年H』、『You Are the Top〜今宵の君〜』、『ニンゲン御破産』、『美しきものの伝説』、『ルル〜破滅の微笑み〜』、『ダム・ショー』、『The Bee/日本バージョン』、『恐れを知らぬ川上音二郎一座』など、テレビは、CX『僕の歩く道』『花嫁とパパ』、TBS『3年B組金八先生』、『ルーキーズ(08年4月〜放送)』など。
新国立劇場では『夜への長い旅路』、『ゴロヴリョフ家の人々』に出演している。

野村佑香(のむら・ゆうか)
成城大学 文芸学部ヨーロッパ文化学科卒業。3歳でモデルデビュー。
『パパサヴァイバル』その後『木曜の怪談 怪奇倶楽部』『チェンジ』など多くのドラマに出演。舞台・映画なども出演を重ねる。主な作品に、舞台、『スサノオ〜神の剣の物語』(02年、作、中島かずき、演出:いのうえかずのり)、『1989』(03年、演出:村上大樹)、『GOOD』(04年、演出:山田和也)。この舞台の後、学業専念の時期を送り、映画、『子宮の記憶/ここにあなたがいる』(07年、若松節朗監督作品)で復帰、現在、『山のあなた 徳市の恋』(石井克人監督作品)が公開中。 

八十田勇一(やそだ・ゆういち)
劇団そとばこまち出身。安定した演技力とペーソス溢れるキャラクターを持ち味とし、小劇場から商業演劇まで幅広く活躍。最近の主な出演作に、舞台は『紫式部ものがたり』(日生劇場、松竹座)、『犯さん哉』(パルコ劇場他)、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(銀河劇場他)、U-1グランプリ case01『取調室』(THEATER/TOPS)、明石家さんま主演『小鹿物語』(シアターコクーン)、TVは『サラリーマンNEO』(NHK)、『ホレゆけ!スタア☆大作戦』(読売テレビ他)、『クロサギ』(TBS)などがある。

弘中麻紀(ひろなか・まき)
劇団ラッパ屋所属。早稲田大学第一文学部卒業後、92年ラッパ屋に入団。親しみやすい笑顔とコメディセンスで、舞台を中心に映画・ドラマと幅広く活動中。最近の主な出演作に、舞台は、『わらしべ夫婦双六旅』(新橋演舞場)、ONEOR8 『ゼブラ』(THEATER/TOPS)、グリング『ヒトガタ』(新宿THEATER/TOPS)、ラッパ屋『妻の家族』(紀伊國屋ホールほか)、『Fabrica[10.0.1]』(赤坂 RED/THEATER)、『ピーターパン』(東京国際フォーラム ホールC)、ラッパ屋『あしたのニュース』(THEATER/TOPSほか)など。ドラマは、『SP』(フジテレビ)、『おいしいごはん!鎌倉・春日井米店』(テレビ朝日)、『わるいやつら』(テレビ朝日)などがある。

浅野雅博(あさの・まさひろ)
文学座附属研究所終了後、95年『愛の森』で初舞台、99年同座座員に。
主な舞台に、『守銭奴』、『高き彼物』、『第17捕虜収容所』、『アラビアンナイト』、『エキスポ』、『シラノ・ド・ベルジュラック』、『エンジェル・アイズ』、『殿様と私』などがある。
新国立劇場では『夜明け前』、『浮標』に出演。

佐藤銀平(さとう・ぎんぺい)
1977年東京都出身。2002年演劇集団円の劇団員となる。
主な出演作品は、舞台、『ビューティー・クイーン・オブ・リーナン』『東風』『マクベス』『ファウスト』(以上演劇集団 円)、『ワニを素手でつかまえる方法』(タ・マニネ)『246番地の雰囲気』(ペンギンプルペイルパイルズ)『センター街』(森崎事務所M&Oplays)『ウィンズロウ・ボーイ』(自転車キンクリートSTORE)『デンキ島』(熱帯倶楽部)『恋する妊婦』(シアターコクーン)など。
TV、『夫婦道』(TBS)レギュラー、映画『パッチギ!Love&Peace』などがある。

品川徹(しながわ・とおる)
1935年北海道旭川市出身。舞台芸術学院卒業後、自由劇場を経て68年の創立から88年の解散まで劇団転形劇場に所属。『地の駅』『風の駅』をはじめ太田省吾作・演出の全作品に出演。劇団解散後も舞台、映画、テレビと様々な分野で活躍中。
最近の主な出演作品に、舞台、『ひかりごけ』『ひばり』『身毒丸』。テレビ、『白い巨塔』『ドラゴン桜』『風林火山』。映画、『46億年の恋』『愛の流刑地』『リアル鬼ごっこ』などがある。新国立劇場では、『↗ヤジルシ〜誘われて〜』『THE OTHER SIDE』に出演。

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