芸術監督からのメッセージ
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オペラを愛するすべての皆様へ
2026/2027シーズンは新制作を3作品お届けできることとなりました。新制作作品は、ロッシーニ『イタリアのトルコ人』、ブリテン『ピーター・グライムズ』、そしてヴェルディ『マクベス』の3本です。
シーズンオープニングは『イタリアのトルコ人』で飾ります。テアトロ・レアル、リヨン歌劇場との共同制作で2023年にマドリードで初演されたプロダクションです。何人もの大人が絡んだ恋愛のドタバタ劇に、ロッシーニは優美で気の利いたアリア、二重唱、三重唱、そして壮大なスケールのフィナーレを与えて、魅力的なオペラに仕上げました。上演の機会が多くない作品ですので、ぜひお見逃しのないようご覧ください。
演出はロラン・ペリー。新国立劇場では『ジュリオ・チェーザレ』でのエジプトの博物館を舞台にした名プロダクションをご記憶の方も多いと思います。彼は常に私達におしゃれで少しスパイシーな舞台を届けてくれます。指揮はイタリアの俊英アレッサンドロ・ボナートが新国立劇場初登場です。24/25シーズン開幕公演『夢遊病の女』アミーナで新国立劇場に急遽デビューした新星クラウディア・ムスキオがフィオリッラで再登場。彼女のチャーミングで明るい存在感をより印象づける役になるでしょう。トルコ王子セリムには世界的歌手を輩出する国ジョージア出身のマノシュヴィリ、さらにボルドーニャ、ガティン、タッディアと、ロッシーニにはこの上ない顔ぶれが揃いました。
11月にはブリテンの傑作『ピーター・グライムズ』を上演します。幼少期から音楽を学んだブリテンはショスタコーヴィチやシェーンベルクに影響を受ける中で、特にアルバン・ベルクに師事したいという希望を持っていました。ブリテンのその後の手法、オペラで人間の心理の奥底を描くスタイルには、ベルクと共通した姿勢が見られます。漁師ピーター・グライムズはあまりの実直さのために誤解され、社会から疎外されますが、第2幕、第3幕では、グライムズを愚弄していた人々が逆に病んでいることが示されます。その前後に合唱とオーケストラで奏でられる波のような音楽は、この問題が、時代が巡っても変わらない人間普遍のテーマであることを暗示しています。
現代の巨匠ロバート・カーセンのプロダクションは、2023年のスカラ座での初演で話題を呼んだものです。主役のピーター・グライムズにはスカラ座公演でこの役を歌った世界的テノール、ブランドン・ジョヴァノヴィッチ、エレンには英国が誇るソプラノ、サリー・マシューズを迎え、邦人キャストにも歌唱、演技ともに長けた個性豊かな歌手陣を揃えました。また、この作品での合唱の存在意義は大きく、新国立劇場合唱団の登場場面にもご注目ください。
シーズン締め括りはヴェルディ『マクベス』です。自身「シェイクスピアの傑作を元とするため、決して失敗はしないだろう」と語ったというヴェルディ初期の自信作で、マクベス夫人が「今夜ダンカン王を殺すのだ」と強力な声で夫を促す決意を述べる圧倒的なアリアと突き上げるようなオーケストラの響きは、ドラマ性の異次元的拡大と言ってよいでしょう。マクベスが数々の殺人を犯した後、その亡霊に苛まれて絞り出す恐れに憑かれた歌唱とオーケストラのおどろおどろしい響きの取り合わせは深い心理描写に満ち、ヴェルディの新たなフェーズの到来を告げているかのようです。演出のロレンツォ・マリアーニがその世界をいかに舞台の上に実現するのか、興味の尽きないところです。
指揮はイタリアの名匠カルロ・リッツィ。完璧な人選と言わざるを得ません。タイトルロールは近年この役で絶賛を受けたエルネスト・ペッティ、“恐妻”マクベス夫人にはイタリアで評価を高めるカレン・ガルデアサバル、マクベスの手にかかるバンクォーを妻屋秀和、マクベスに反旗を翻すマクダフにイタリアの新星パリーデ・カタルドという万全のキャスティングです。またこのオペラでも、我が新国立劇場合唱団の実力がいかんなく発揮されることでしょう。
レパートリー公演は新国立劇場の人気作を揃え、話題の指揮者、キャストをご紹介します。
『フィガロの結婚』は、指揮者、キャストとも全員日本人でお届けします。指揮は長年ドイツの劇場で活躍し、オペラを知り尽くす阪哲朗。フィガロには、ドイツを拠点に活躍中で、今回新国立劇場初登場となる木村善明。アルマヴィーヴァ伯爵には須藤慎吾、伯爵夫人に待望の本公演登場となる実力派吉田珠代、スザンナには九嶋香奈枝、そしてケルビーノには『ナターシャ』アラトで新国立劇場にデビューした山下裕賀。演技も巧みな歌役者たちと巻き起こす闊達な舞台をお楽しみください。
『トスカ』は新国立劇場が誇るマダウ=ディアツのプロダクション。ローマの教会が、宮殿の執務室が、そしてローマの街を見下ろす天使像がそこにあるかのような写実的で重厚な舞台が人気です。指揮はベテラン、ドナート・レンツェッティ。初登場のソプラノ、カルメン・ジャンナッタージョをタイトルロールに迎えます。『愛の妙薬』ネモリーノ、『セビリアの理髪師』フィガロでそれぞれコミカルな魅力をふりまいたサイミール・ピルグ、ダリボール・イェニスが、カヴァラドッシとスカルピアとして対峙します。
赤銅色のテントが象徴的なエファーディング演出『サロメ』の指揮は、ワーグナーやR.シュトラウスに熱意を注ぐ日本有数のオペラ指揮者、沼尻竜典。来る26年6月に私の指揮で『エレクトラ』クリソテミスを歌うヘドヴィク・ハウゲルドがサロメを、23年公演でサロメを歌ったばかりのアレクサンドリーナ・ペンダチャンスカが今回ヘロディアスを歌うことも話題となるでしょう。そして20年藤倉大作曲『アルマゲドンの夢』で主役クーパーを務めたピーター・タンジッツがヘロデを歌うことも私自身大変楽しみです。
3月には私の指揮でヴェリズモ・オペラの二大傑作『カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師』を取り上げます。ジルベール・デフロ演出、13年ぶりの上演です。25/26シーズン『ラ・ボエーム』で来日したルチアーノ・ガンチ、マッシモ・カヴァレッティがトゥリッドゥ、トニオとして戻ってきます。さらに、キアラ・モジーニのサントゥッツァ、ロベルト・アロニカのカニオ、中村恵理のネッダと贅沢なキャストを揃えました。25年11月『ヴォツェック』で急遽代役として主役を歌い切り、衝撃的な印象を残した駒田敏章がシルヴィオで登場するのも楽しみのひとつです。
4月は名匠ジョナサン・ミラーの遺した美しい舞台『ばらの騎士』をご覧いただきます。元帥夫人役にはオーストラリア出身のキアンドラ・ハワース、オックスには『ニュルンベルクのマイスタージンガー』『ボリス・ゴドゥノフ』で私も共演したギド・イェンティンスが登場。脇園彩のオクタヴィアンも新境地となることでしょう。日本人歌手もベテランから若手まで選りすぐりのメンバーを配しました。指揮は23年『こうもり』で賞賛を集めた若き才能、パトリック・ハーンの待望の再登場が叶いました。
同じ4月にこれもジョナサン・ミラーの色褪せない極上の喜劇『ファルスタッフ』を上演できることをうれしく思います。指揮は、イタリア・オペラの真髄を伝え続けるマウリツィオ・ベニーニ。リゴレット、シモン・ボッカネグラ、ジェルモンと新国立劇場のヴェルディ作品に出演を重ねている名バリトン、ロベルト・フロンターリとのタッグでヴェルディ最後のオペラをお届けできることは、この上ない喜びです。すばらしいキャスト陣によるアリア、重唱の数々、特に最後の「この世はすべて冗談」という境地の大アンサンブルに心を揺さぶられることと思います。
チャイコフスキーの代表作『エフゲニー・オネーギン』には、欧州で活躍するロシア、東欧出身歌手を招聘します。『ボリス・ゴドゥノフ』で怪僧ピーメンを演じ話題となったゴデルジ・ジャネリーゼが、深い愛情でタチヤーナを包み込むグレーミン公爵を歌います。指揮は、私も全面的な信頼を置くアンドリー・ユルケヴィチで、本演目へは2019年に続いての再登場。チャイコフスキーの美しい音楽と、ドミトリー・ベルトマン演出による繊細な季節の情景や悲劇の場面、そして時の流れの寂しさをご堪能ください。
来るシーズンも、お客様にお楽しみいただけるよう全ての作品に工夫をこらして、ご来場をお待ちしております。どうぞご期待ください。 - 大野和士
オペラ芸術監督 大野和士
オペラ芸術監督 大野和士

オペラを愛するすべての皆様へ
2026/2027シーズンは新制作を3作品お届けできることとなりました。新制作作品は、ロッシーニ『イタリアのトルコ人』、ブリテン『ピーター・グライムズ』、そしてヴェルディ『マクベス』の3本です。
シーズンオープニングは『イタリアのトルコ人』で飾ります。テアトロ・レアル、リヨン歌劇場との共同制作で2023年にマドリードで初演されたプロダクションです。何人もの大人が絡んだ恋愛のドタバタ劇に、ロッシーニは優美で気の利いたアリア、二重唱、三重唱、そして壮大なスケールのフィナーレを与えて、魅力的なオペラに仕上げました。上演の機会が多くない作品ですので、ぜひお見逃しのないようご覧ください。
演出はロラン・ペリー。新国立劇場では『ジュリオ・チェーザレ』でのエジプトの博物館を舞台にした名プロダクションをご記憶の方も多いと思います。彼は常に私達におしゃれで少しスパイシーな舞台を届けてくれます。指揮はイタリアの俊英アレッサンドロ・ボナートが新国立劇場初登場です。24/25シーズン開幕公演『夢遊病の女』アミーナで新国立劇場に急遽デビューした新星クラウディア・ムスキオがフィオリッラで再登場。彼女のチャーミングで明るい存在感をより印象づける役になるでしょう。トルコ王子セリムには世界的歌手を輩出する国ジョージア出身のマノシュヴィリ、さらにボルドーニャ、ガティン、タッディアと、ロッシーニにはこの上ない顔ぶれが揃いました。
11月にはブリテンの傑作『ピーター・グライムズ』を上演します。幼少期から音楽を学んだブリテンはショスタコーヴィチやシェーンベルクに影響を受ける中で、特にアルバン・ベルクに師事したいという希望を持っていました。ブリテンのその後の手法、オペラで人間の心理の奥底を描くスタイルには、ベルクと共通した姿勢が見られます。漁師ピーター・グライムズはあまりの実直さのために誤解され、社会から疎外されますが、第2幕、第3幕では、グライムズを愚弄していた人々が逆に病んでいることが示されます。その前後に合唱とオーケストラで奏でられる波のような音楽は、この問題が、時代が巡っても変わらない人間普遍のテーマであることを暗示しています。
現代の巨匠ロバート・カーセンのプロダクションは、2023年のスカラ座での初演で話題を呼んだものです。主役のピーター・グライムズにはスカラ座公演でこの役を歌った世界的テノール、ブランドン・ジョヴァノヴィッチ、エレンには英国が誇るソプラノ、サリー・マシューズを迎え、邦人キャストにも歌唱、演技ともに長けた個性豊かな歌手陣を揃えました。また、この作品での合唱の存在意義は大きく、新国立劇場合唱団の登場場面にもご注目ください。
シーズン締め括りはヴェルディ『マクベス』です。自身「シェイクスピアの傑作を元とするため、決して失敗はしないだろう」と語ったというヴェルディ初期の自信作で、マクベス夫人が「今夜ダンカン王を殺すのだ」と強力な声で夫を促す決意を述べる圧倒的なアリアと突き上げるようなオーケストラの響きは、ドラマ性の異次元的拡大と言ってよいでしょう。マクベスが数々の殺人を犯した後、その亡霊に苛まれて絞り出す恐れに憑かれた歌唱とオーケストラのおどろおどろしい響きの取り合わせは深い心理描写に満ち、ヴェルディの新たなフェーズの到来を告げているかのようです。演出のロレンツォ・マリアーニがその世界をいかに舞台の上に実現するのか、興味の尽きないところです。
指揮はイタリアの名匠カルロ・リッツィ。完璧な人選と言わざるを得ません。タイトルロールは近年この役で絶賛を受けたエルネスト・ペッティ、“恐妻”マクベス夫人にはイタリアで評価を高めるカレン・ガルデアサバル、マクベスの手にかかるバンクォーを妻屋秀和、マクベスに反旗を翻すマクダフにイタリアの新星パリーデ・カタルドという万全のキャスティングです。またこのオペラでも、我が新国立劇場合唱団の実力がいかんなく発揮されることでしょう。
レパートリー公演は新国立劇場の人気作を揃え、話題の指揮者、キャストをご紹介します。
『フィガロの結婚』は、指揮者、キャストとも全員日本人でお届けします。指揮は長年ドイツの劇場で活躍し、オペラを知り尽くす阪哲朗。フィガロには、ドイツを拠点に活躍中で、今回新国立劇場初登場となる木村善明。アルマヴィーヴァ伯爵には須藤慎吾、伯爵夫人に待望の本公演登場となる実力派吉田珠代、スザンナには九嶋香奈枝、そしてケルビーノには『ナターシャ』アラトで新国立劇場にデビューした山下裕賀。演技も巧みな歌役者たちと巻き起こす闊達な舞台をお楽しみください。
『トスカ』は新国立劇場が誇るマダウ=ディアツのプロダクション。ローマの教会が、宮殿の執務室が、そしてローマの街を見下ろす天使像がそこにあるかのような写実的で重厚な舞台が人気です。指揮はベテラン、ドナート・レンツェッティ。初登場のソプラノ、カルメン・ジャンナッタージョをタイトルロールに迎えます。『愛の妙薬』ネモリーノ、『セビリアの理髪師』フィガロでそれぞれコミカルな魅力をふりまいたサイミール・ピルグ、ダリボール・イェニスが、カヴァラドッシとスカルピアとして対峙します。
赤銅色のテントが象徴的なエファーディング演出『サロメ』の指揮は、ワーグナーやR.シュトラウスに熱意を注ぐ日本有数のオペラ指揮者、沼尻竜典。来る26年6月に私の指揮で『エレクトラ』クリソテミスを歌うヘドヴィク・ハウゲルドがサロメを、23年公演でサロメを歌ったばかりのアレクサンドリーナ・ペンダチャンスカが今回ヘロディアスを歌うことも話題となるでしょう。そして20年藤倉大作曲『アルマゲドンの夢』で主役クーパーを務めたピーター・タンジッツがヘロデを歌うことも私自身大変楽しみです。
3月には私の指揮でヴェリズモ・オペラの二大傑作『カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師』を取り上げます。ジルベール・デフロ演出、13年ぶりの上演です。25/26シーズン『ラ・ボエーム』で来日したルチアーノ・ガンチ、マッシモ・カヴァレッティがトゥリッドゥ、トニオとして戻ってきます。さらに、キアラ・モジーニのサントゥッツァ、ロベルト・アロニカのカニオ、中村恵理のネッダと贅沢なキャストを揃えました。25年11月『ヴォツェック』で急遽代役として主役を歌い切り、衝撃的な印象を残した駒田敏章がシルヴィオで登場するのも楽しみのひとつです。
4月は名匠ジョナサン・ミラーの遺した美しい舞台『ばらの騎士』をご覧いただきます。元帥夫人役にはオーストラリア出身のキアンドラ・ハワース、オックスには『ニュルンベルクのマイスタージンガー』『ボリス・ゴドゥノフ』で私も共演したギド・イェンティンスが登場。脇園彩のオクタヴィアンも新境地となることでしょう。日本人歌手もベテランから若手まで選りすぐりのメンバーを配しました。指揮は23年『こうもり』で賞賛を集めた若き才能、パトリック・ハーンの待望の再登場が叶いました。
同じ4月にこれもジョナサン・ミラーの色褪せない極上の喜劇『ファルスタッフ』を上演できることをうれしく思います。指揮は、イタリア・オペラの真髄を伝え続けるマウリツィオ・ベニーニ。リゴレット、シモン・ボッカネグラ、ジェルモンと新国立劇場のヴェルディ作品に出演を重ねている名バリトン、ロベルト・フロンターリとのタッグでヴェルディ最後のオペラをお届けできることは、この上ない喜びです。すばらしいキャスト陣によるアリア、重唱の数々、特に最後の「この世はすべて冗談」という境地の大アンサンブルに心を揺さぶられることと思います。
チャイコフスキーの代表作『エフゲニー・オネーギン』には、欧州で活躍するロシア、東欧出身歌手を招聘します。『ボリス・ゴドゥノフ』で怪僧ピーメンを演じ話題となったゴデルジ・ジャネリーゼが、深い愛情でタチヤーナを包み込むグレーミン公爵を歌います。指揮は、私も全面的な信頼を置くアンドリー・ユルケヴィチで、本演目へは2019年に続いての再登場。チャイコフスキーの美しい音楽と、ドミトリー・ベルトマン演出による繊細な季節の情景や悲劇の場面、そして時の流れの寂しさをご堪能ください。
来るシーズンも、お客様にお楽しみいただけるよう全ての作品に工夫をこらして、ご来場をお待ちしております。どうぞご期待ください。
大野和士
プロフィール
東京藝術大学卒業後、バイエルン州立歌劇場でサヴァリッシュ、パタネー両氏に師事。ザグレブ・フィル音楽監督、バーデン州立歌劇場音楽総監督、モネ劇場音楽監督、トスカニーニ・フィル首席客演指揮者、リヨン歌劇場首席指揮者、バルセロナ交響楽団音楽監督を歴任。現在、新国立劇場オペラ芸術監督(2018年~)及び東京都交響楽団音楽監督、ブリュッセル・フィルハーモニック音楽監督。これまでにボストン響、ロンドン響、ロンドン・フィル、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、フランクフルト放送響、パリ管、フランス放送フィル、スイス・ロマンド管、イスラエル・フィルなど主要オーケストラへ客演、ミラノ・スカラ座、メトロポリタン歌劇場、英国ロイヤルオペラ、エクサン・プロヴァンス音楽祭など主要歌劇場や音楽祭で数々のオペラを指揮。新作初演にも意欲的で数多くの世界初演を成功に導く。日本芸術院賞、サントリー音楽賞、朝日賞など受賞多数。文化功労者。フランス芸術文化勲章オフィシエを受勲。新国立劇場では『魔笛』『トリスタンとイゾルデ』『紫苑物語』『トゥーランドット』『アルマゲドンの夢』『ワルキューレ』『カルメン』『スーパーエンジェル』『ニュルンベルクのマイスタージンガー』『ペレアスとメリザンド』『ボリス・ゴドゥノフ』『ラ・ボエーム』『シモン・ボッカネグラ』『ウィリアム・テル』『ナターシャ』『ヴォツェック』を指揮している。本年6・7月に『エレクトラ』、26/27シーズンは『ピーター・グライムズ』『カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師』を指揮する予定。