研修所ニュース

『悩める劇場支配人』稽古場たより④一増田貴寛

 

オペラ研修所修了公演ドメニコ・チマローザ作曲、『悩める劇場支配人』

今年の3月で3年間の研修を修了し、4月からは世界に羽ばたいていく21期生を1名ずつ紹介しています。

 

4人目にご紹介するのは、ジェリンド役の増田貴寛(テノール)です。


増田貴寛 MASUDA Takahiro テノール

宮崎県出身。鹿児島国際大学短期大学部(現国際文化学部音楽学科)卒業、同専攻科修了、洗足学園音楽大学大学院修了。大学院修了時グランプリ賞受賞。第58回南日本音楽コンクールグランプリ賞、第23回松方ホール音楽賞、第79回読売新人演奏会出演。これまでに「魔笛」タミーノ、「フィガロの結婚」ドン・クルツィオ、「愛の妙薬」ネモリーノ、「こうもり」アイゼンシュタイン(日本語上演)、「ヘンゼルとグレーテル」魔女等を演じる。また、ベートーヴェン「交響曲第9番」テノールソロ、J.S.バッハ「マタイ受難曲」福音史家等も務めた。

これまでに永田教子、U・ハイルマン、N・R・ジョルダーノの各氏に師事。

オペラ研修所では、『ロメオとジュリエット』ロメオ役、W.A.モーツァルト作曲『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオ役、『イオランタ』ボデモン役で出演。ANAスカラシップにより、昨年度ミラノ・スカラ座アカデミーにて研修。

 

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    2019年度試演会『イオランタ』より(写真右) YOST2020より(写真中央)

舞台写真撮影:平田真璃

 

増田貴寛より>

オペラ研修生21期生の増田貴寛です。稽古場たよりをご覧の皆様、いつも見守って頂きありがとうございます。いかがお過ごしでしょうか?さて、これまでの研修生も触れてはおりますが今回の修了公演「悩める劇場支配人」は日本初演となっております。今、コロナウィルスにより世界的に大変な状況において未知の作品に挑戦し、歴史に新たな跡を残せる事はとても光栄に思っているのと同時にこの作品の素晴らしさを皆様にお届け出来るのを今か今かとこの作品の一パイオニアとして楽しみと責任をもって稽古に参加しております。稽古の進捗としてはこれからオーケストラとの音楽打ち合わせを行った後、いよいよ本番の舞台である中劇場でのリハーサルが始まろうとしております。現在舞台での表現において試行錯誤の日々のコロナ禍に、より勢いを増しているオペラ研修生の舞台への情熱、そして今年度修了します21期生の研修成果を皆様にお見せできるのを心待ちにしてますので緊急事態宣言継続中の世の中では御座いますがどうぞ会場へ来られてこの愉快痛快な喜劇で楽しんでいただけたら、と思っております。中劇場で皆様にお会い出来るのを楽しみにしております。

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    リハーサル室での稽古の様子(写真左)     (写真左)

 

 

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