- 王子タミーノが大蛇に襲われ、夜の女王に仕える3人の侍女に助けられる。夜の女王の娘パミーナが悪者ザラストロに捕らえられていると聞いたタミーノは、彼女の救出を決意。身を守るためタミーノは魔笛を、お供の鳥刺しパパゲーノは魔法の鈴を与えられ、ザラストロの神殿へ向かう。タミーノはザラストロが徳の高い僧だと知り、パミーナと結ばれるために修行をする事に。試練を乗り越えた2人は、祝福のうちに結ばれる。夜の女王は雷鳴とともに地獄に落ち、ザラストロを讃える声が響く。
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「高校生のためのオペラ鑑賞教室」は2008年から関西公演が始まり、2016年からロームシアター京都へ会場を移し、『フィガロの結婚』『蝶々夫人』『魔笛』『ドン・パスクワーレ』と上演を重ねてきました。『魔笛』の京都での上演は4回目。”ジングシュピール”(歌芝居)として親しみやすいこの作品は、「おいらは鳥刺し」「パ・パ・パ」といった親しみやすい曲や、夜の女王の有名なアリアなど、聴きどころが満載です。ウィリアム・ケントリッジ演出のこのプロダクションは、ケントリッジならではの人間哲学に満ち、ビジュアルアートとしての迫力も相まって、観客に多くの問いを投げかけます。ケントリッジは日本で初の大規模展覧会(京都国立近代美術館)、京都賞受賞など京都の地とも縁が深く、上演の都度大きな反響を呼んでいます。
- 【作曲】ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト/1791年
- 【台本】エマヌエル・シカネーダー(ドイツ語)
- 【初演】1791年9月30日/ウィーン/アウフ・デア・ヴィーデン劇場
- 【制作】新国立劇場2018年
- 【構成】2幕/約2時間40分
- 【演出】ウィリアム・ケントリッジ
- 【美術】ウィリアム・ケントリッジ/ザビーネ・トイニッセン
- 【衣裳】グレタ・ゴアリス
- 【照明】ジェニファー・ティプトン
- 【プロジェクション】キャサリン・メイバーグ
- 会 場ロームシアター京都 メインホール
- 日 時2025年10月28日(火)/29日(水) 両日13:00開演
- 主 催京都市 / ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団) / 新国立劇場
- 助 成公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション
- 協 賛ローム株式会社
- 制 作新国立劇場
- お問合せロームシアター京都 TEL.075-771-6051