

- 弱冠15歳の長崎芸者、蝶々さんは、女衒のゴローの斡旋でアメリカ海軍の軍人ピンカートンの妻となる。「次に駒鳥が巣を作る頃には戻る」と言い残して本国に戻ったピンカートンを、蝶々さんは息子とともにひたすら待ち続ける。3年後、彼はアメリカ人の妻ケートを伴って長崎に帰ってくる。全てを悟った蝶々さんは、息子の将来を考えて彼をケートに託し、自身は武士だった父の形見の短刀で自害する。

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2022年10月にロームシアター京都メインホールで開催される「高校生のためのオペラ鑑賞教室2022」では、プッチーニの名作『蝶々夫人』が上演されます。『蝶々夫人』は明治時代の長崎を舞台としたオペラで、弱冠15歳の芸者、蝶々さんの美しくも儚く純愛に生きた姿を描いたオペラ史上の傑作です。日本を舞台にした稀有なオペラとして世界中で上演され、新国立劇場のオペラ鑑賞教室でも最も多い上演回数を誇る大好評の作品です。今年も必ずや高校生の皆様の心に強く残る舞台となることでしょう。
- 【作曲】ジャコモ・プッチーニ/1901~03年
- 【原作】ジョン・ルーサー・ロング『蝶々夫人』に基づく
デヴィッド・ベラスコの戯曲
- 【台本】ルイージ・イッリカ、ジュゼッペ・ジャコーザ
(イタリア語)
- 【初演】1904年2月17日/ミラノ/スカラ座
(改訂版1904年5月28日/ブレシャ/グランデ劇場)
- 【制作】新国立劇場2005年
- 【構成】2幕/約2時間20分
- 【演出】栗山 民也
- 【美術】島 次郎
- 【衣裳】前田 文子
- 【照明】勝柴 次朗

- 会 場ロームシアター京都 メインホール
- 日 時2022年10 月25日(火)/27日(木) 両日13:00開演
- 主 催京都市 / ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団) / 新国立劇場
- 助 成公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション
- 協 賛ローム株式会社
- 制 作新国立劇場
- お問合せロームシアター京都 TEL.075-771-6051