オペラ公演関連ニュース
2026/2027シーズン開幕公演 オペラ『イタリアのトルコ人』が初日を迎えました
本日、『イタリアのトルコ人』が初日を迎え、新国立劇場2026/2027シーズンが開幕しました。
『イタリアのトルコ人』はマドリードのテアトロ・レアル、リヨン歌劇場との共同制作で、ロラン・ペリー演出により2023年にマドリードで初演、評判となったプロダクションの新国立劇場初演です。
ロラン・ペリーはこのストーリーに1950~60年代イタリアで流行した"フォトノベル"の世界を重ね、自由に恋したいヒロイン・フィオリッラがフォトノベルのラブストーリーを夢中で読むうちロマンスの世界に入り込んで、フォトノベルの登場人物たちとの恋の冒険を繰り広げるファンタジーに変貌させました。
ヒロインのフィオリッラを熱演したクラウディア・ムスキオ、トルコ王子セリム役のアレハンドロ・バリニャス・ビエイテスに、夫ジェローニオには名人パオロ・ボルドーニャ、ドン・ナルチーゾに素晴らしい声の持ち主ルジル・ガティン、プロスドーチモにはブルーノ・タッディア、国内からザイダの但馬由香、アルバザールに山本康寛と、ロッシーニの名手揃いのキャストが、ペリーならではのしゃれっ気いっぱいのファンタジーを活き活きと演じます。
上演が進むにつれ、歌手たちが代わる代わる披露するアンサンブルやアリアの名人芸への拍手も熱気を帯びて、終盤は熱狂と次の展開への期待であっという間。そして幕切れは深い愛情の交歓に、劇場じゅうが幸せな気分に包まれました。
カーテンコールには再演演出を担当したクリスティアン・レートらクリエイティブ・スタッフも登場し、ロッシーニの世界を現代的なセンスでひと際輝かせたクリエイターたちの才気に、そして出演者たちの息の合った熱演に、また、ロッシーニの音楽をいっそう優美に、軽やかに響かせ、テンポよくドラマをリードしたアレッサンドロ・ボナートの指揮する東京フィルハーモニー交響楽団、チェンバロ(小埜寺美樹)に拍手が鳴りやまず、スタンディングオベーションに包まれました。
音楽の歓び、舞台の楽しさがとめどなくあふれ出す『イタリアのトルコ人』、公演は10月12日(月・祝)まで。"芸術の秋"到来を告げる最高のオペラを、どうぞお楽しみください。
(舞台写真:飯田耕治)
公演ウェブサイトには、『イタリアのトルコ人』をもっと楽しめるコンテンツが満載です。ぜひウェブサイトもご覧ください。
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