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バス歌手 長谷川 顯氏のご逝去にあたって

バス歌手 長谷川 顯氏が7月8日、逝去されました。享年65歳でした。


長谷川 顯氏は日本を代表するバス歌手として活躍され、新国立劇場では開場記念公演『ローエングリン』でデビューして以来、『ニーベルングの指環』のファーゾルト、フンディング、ファフナー、ハーゲン、『ドン・ジョヴァンニ』騎士長、『リゴレット』スパラフチーレ、『フィデリオ』ロッコ、『パルジファル』ティトゥレルなど、バスの主要な役に数多く出演されました。招聘歌手に伍して重要な役を担い、またカヴァー歌手として参加した公演で代役を務めることも続き、新国立劇場オペラを支える実力派として内外から信頼を寄せられていました。

新国立劇場へのご出演は、昨秋の『ニュルンベルクのマイスタージンガー』ハンス・シュヴァルツ役が最後となりました。


ここに慎んで長谷川顯氏の生前のご功績を称えるとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。



2022年7月11日

公益財団法人新国立劇場運営財団




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2004年『神々の黄昏』より

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2008年『リゴレット』より

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2021年『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より(右から2人目)
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2021年『ニュルンベルクのマイスタージンガー』カーテンコールより