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新国立劇場・モンテカルロ歌劇場共同制作『ルチア』モンテカルロ公演が開幕しました

新国立劇場がモンテカルロ歌劇場との共同制作により制作したオペラ『ルチア』(ジャン=ルイ・グリンダ演出)が11月19日にモンテカルロ初演を迎えました。

モンテカルロ歌劇場では、毎年モナコ公国の建国記念日にあたる11月に記念公演を上演していますが、今シーズンは『ルチア』がこの記念公演として、またシーズン第1作目のオペラ公演として、華やかに上演されました。

モンテカルロ歌劇場公演でも、ルチア役にオルガ・ペレチャッコ、エンリーコ役:アルトゥーロ・ルチンスキー、エドガルド役:イスマエル・ジョルディと、新国立劇場での初演時と同じ主要キャストが出演、グリンダが総監督を務めるモンテカルロ歌劇場で熱狂的に迎えられています。

同プロダクションは、モンテカルロでの上演に先立ち、スペインのバレンシア・ソフィア王妃芸術宮殿でも本年6月22日から上演されており、新国立劇場で初演されたプロダクションが、世界各地の歌劇場で上演されることとなりました。

またこのバレンシア公演は、現地のオペラ友の会が選ぶ年間プロダクション賞(『ルチア』)、演出家賞(ジャン=ルイ・グリンダ)、指揮者賞(ロベルト・アバド)にも選出されたということです。


新国立劇場は、国内外の劇場との連携を強めていくことを通じ、より一層国際的に発展していくことを目指しています。



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『ルチア』新国立劇場公演(2017年3月)より


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