「第3回 避難体験オペラコンサート」が開催されました

9月26日(水)、中劇場にて「第3回避難体験オペラコンサート」が開催されました。

公演中に非常事態が発生したという想定で、お客様にも実際に客席からの避難を体験していただくコンサートです。2014年、2017年に引き続き3回目の試みですが、今回は初めて中劇場にて実施いたしました。

当日は一般応募のお客様をはじめ劇場・舞台関係者なども含め約600名のお客様にお集まりいただき、実際の公演に近い状態で訓練を行いました。

新国立劇場オペラ研修所修了生によるオペラユニット「PIVOT!(ピボット)」によるオペラ・アリア集をお楽しみいただいている最中に、舞台袖で火災が発生したという想定で、すべてのお客様が避難場所へとスムーズに移動されました。

(オペラパレス、中劇場、小劇場でのそれぞれの避難方法についてはこちら)

避難完了後は休憩を挟み、コンサートを再開いたしました。まず新国立劇場運営財団 中島豊常務理事よりご挨拶とお客様のご協力に感謝を申し上げ、「2020年東京オリンピックなどを控え、お客様が安心してご観劇いただけるようこれからも全力を尽くしてまいります」と述べました。

続いてオペラ「フィガロの結婚」ハイライトを上演。伯爵夫人が進行役となってユーモアを交えながら物語を進め、オペラが初めてのお客様にもわかりやすいような構成でお楽しみいただきました。最後にはアンコールとして第一部で火災の発生により中断された「こうもり」より"シャンパンの歌"を全員で歌い上げ、無事幕を閉じました。

本公演には、これまでの避難体験オペラコンサート同様、国立研究開発法人 産業技術総合研究所にご協力いただき、最新の技術で避難・誘導の様子を計測いたしました。

今回の計測・分析の結果をふまえ、新国立劇場では引き続きお客様の安全のために可能な限りの備えを強化してまいります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

上演プログラムは以下のとおりです。

第一部 オペラ・アリア集

ヴェルディ  オペラ「椿姫」より"乾杯の歌"

  全員

ビゼー    オペラ「カルメン」より"ハバネラ"

  藤井麻美 

ヴェルディ  オペラ「マクベス」より"何という暗闇が"

  松中哲平

モーツァルト オペラ「魔笛」より"復讐の炎は地獄のようにわが心に燃え"

  宮地江奈

J.シュトラウス オペレッタ「こうもり」より"シャンパンの歌"

  宮地江奈、藤井麻美、松中哲平、岸浪愛学
  ピアノ:髙田絢子

第二部 PIVOT! ミニオペラ

モーツァルト「フィガロの結婚」ハイライト

  アルマヴィーヴァ伯爵:小林啓倫

  伯爵夫人:林よう子

  フィガロ:後藤春馬

  スザンナ:種谷典子

  ケルビーノ:宮地江奈

  マルチェッリーナ:藤井麻美

  ドン・バルトロ:松中哲平

  ドン・バジリオ/ドン・クルツィオ:岸浪愛学

  ピアノ:髙田絢子


J.シュトラウス「こうもり」より"シャンパンの歌"

ピアノ:髙田絢子




産業技術総合研究所の協力によりセンサーやカメラで避難の様子を計測しました
ご入場の際に手荷物検査を実施いたしました


開演前に劇場支配人よりご注意点などご説明
第一部は「PIVOT!」によるオペラ・アリア集


非常事態発生!スタッフが出演者を誘導します
係員よりあわてず、お席で待機していただくよう指示

舞台袖より火災が発生したという想定で避難しました
係員の誘導に合わせて避難いただきます

避難完了。雨天のため、屋内で設定した避難場所まで避難しました
常務理事 中島豊よりご挨拶


第二部は「フィガロの結婚」ハイライトを上演
コンサートを最後までゆっくりお楽しみいただきました