2023/2024シーズン

ジュゼッペ・ヴェルディ椿姫

La Traviata / Giuseppe Verdi
全3幕〈イタリア語上演/日本語及び英語字幕付〉
公演期間:
2024年5月16日[木]~5月29日[水]
予定上演時間:
約2時間45分(休憩含む)

Introductionはじめに

パリ社交界に咲いた真実の愛
屈指の人気を誇る珠玉のオペラ

パリ社交界を舞台に、高級娼婦ヴィオレッタの愛と哀しい運命を描いた人気オペラ。原作はアレクサンドル・デュマ・フィスが高級娼婦マリー・デュプレシをモデルに書いた戯曲『椿の花を持つ女』で、ヴェルディは同時代に生きる女性をヒロインに据え、感情表現に重きを置いた斬新なオペラを誕生させました。ガラ・コンサートの定番曲としてお馴染みの「乾杯の歌」をはじめ、悲劇を予兆する前奏曲、ヴィオレッタの超絶技巧のアリア「ああ、そは彼の人か~花から花へ」、ジェルモンの「プロヴァンスの海と陸」など有名な曲が続きます。演出のヴァンサン・ブサールは色彩にこだわる洗練された舞台に定評があり、この『椿姫』(2015年初演)ではその美的センスを発揮すると同時に、鏡を効果的に用いて心象風景を描出し、男性社会で誇り高く生きる女性の姿を印象付けました。
注目のヴィオレッタには、2022年公演で同役に急遽出演し絶賛された中村恵理が再び登場。アルフレードには、イタリアの新星リッカルド・デッラ・シュッカが出演します。

Schedule公演日程

公演日程

2024年5月16日(木)19:00

2024年5月19日(日)14:00 バックステージツアー

2024年5月22日(水)14:00 託児サービス利用可

2024年5月25日(土)14:00 バックステージツアー

2024年5月29日(水)14:00

託児サービス利用可 ...託児室<キッズルーム「ドレミ」>がご利用になれます。

バックステージツアー ...バックステージツアー実施日(抽選)

予定上演時間

約2時間45分(休憩含む)

  • 正式な上演時間は開幕直前の表示をご確認ください。

会 場

ご注意事項

  • 開場は開演45分前です。開演後のご入場は制限させていただきます。
  • 5月29日(水)は1階~4階席に学校団体が入る予定です。
  • 舞台装置の都合により、本公演では英語字幕は舞台左側のみの表示とさせていただきます。

Staff&Castスタッフ・キャスト

スタッフ

  • 【指 揮】フランチェスコ・ランツィロッタ
  • 【演出・衣裳】ヴァンサン・ブサール
  • 【美 術】ヴァンサン・ルメール
  • 【照 明】グイド・レヴィ
  • 【ムーヴメント・ディレクター】ヘルゲ・レトーニャ
  • 【再演演出】澤田康子
  • 指揮フランチェスコ・
    ランツィロッタ
  • 演出ヴァンサン・
    ブサール
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キャスト

  • 【ヴィオレッタ】中村恵理
  • 【アルフレード】リッカルド・デッラ・シュッカ
  • 【ジェルモン】グスターボ・カスティーリョ
  • 【フローラ】杉山由紀
  • 【ガストン子爵】金山京介
  • 【ドゥフォール男爵】成田博之
  • 【ドビニー侯爵】近藤 圭
  • 【医師グランヴィル】久保田真澄
  • 【アンニーナ】谷口睦美
  • 【ジュゼッペ】高嶋康晴
  • 【使者】井出壮志朗
  • 【フローラの召使】上野裕之
  • 【合 唱】新国立劇場合唱団
  • 【合唱指揮】三澤洋史
  • 【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
  • ヴィオレッタ中村恵理
  • アルフレードリッカルド・
    デッラ・
    シュッカ
  • ジェルモングスターボ・
    カスティーリョ
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Profile

【指揮】フランチェスコ・ランツィロッタ(Francesco LANZILLOTTA)

ローマ出身。イタリアの著名劇場に定期的に客演。2010~14年ヴァルナ歌劇場首席指揮者、14年~17年トスカニーニ・フィル音楽監督、17年~21年マチェラータ音楽祭音楽監督を務める。トリノ王立歌劇場、フェニーチェ歌劇場、サン・カルロ歌劇場、パレルモ・マッシモ劇場、ローマ歌劇場、フィレンツェ歌劇場、ボローニャ歌劇場、ロッシーニ・オペラ・フェスティバルなどイタリアの歌劇場をはじめ、ベルリン・ドイツ・オペラ、バイエルン州立歌劇場、ザクセン州立歌劇場、チューリヒ歌劇場、モネ劇場、リヨン歌劇場などで国際的に活躍。22年には『清教徒』でウィーン国立歌劇場にデビュー。近年はフランクフルト歌劇場『椿姫』『ウリッセ』、ボリショイ劇場『フィガロの結婚』、トリノ王立歌劇場『ノルマ』などを指揮。20世紀音楽や現代音楽、現代オペラにも注力する。スイス・イタリアーナ管弦楽団、ボルツァーノ・ハイドン管弦楽団、RAI交響楽団、パルマ・トスカニーニ交響楽団、トスカーナ管弦楽団、ミラノ・ヴェルディ管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、モンペリエ歌劇場管弦楽団などオーケストラへの客演も多い。作曲家としても数々の賞を受賞し、バレエや映画、演劇のための音楽を作曲している。新国立劇場初登場。

【演出・衣裳】ヴァンサン・ブサール(Vincent BOUSSARD)

1999年コメディ・フランセーズにて演出家デビュー。これまでに、ベルリン州立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、フランクフルト歌劇場、ハンブルク州立歌劇場、アン・デア・ウィーン劇場、スウェーデン王立歌劇場、モネ劇場、サンフランシスコ・オペラ、エクサン・プロヴァンス音楽祭、インスブルック音楽祭など各地の歌劇場や音楽祭に登場。演出作品には、パーセル『ディドとエネアス』、ヘンデル『テオドーラ』、シャルパンティエ『オルフェウスの冥府下り』、カヴァッリ『エリオガバロ』などのバロック・オペラ、メノッティ『マリア・ゴロヴィン』、ブノワ・メルニエ『春の目覚め』などの現代オペラのほか、『偽の女庭師』『カプレーティ家とモンテッキ家』『カルメン』『蝶々夫人』『サロメ』『アドリアーナ・ルクヴルール』『キャンディード』など多岐に渡る。最近では、ストラスブール・ラン歌劇場で『椿姫』、リトアニア国立オペラ『マノン』、ザルツブルク・イースター音楽祭『オテロ』、ザンクト・ガレン歌劇場『ローエングリン』、リセウ大劇場『カプレーティ家とモンテッキ家』、ワロン王立歌劇場『清教徒』などを演出。幾つかのプロダクションはテレビ放映や DVD化され、『春の目覚め』はディアパソン・ドール賞を受賞している。

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Profile

【ヴィオレッタ】中村恵理(ソプラノ) (NAKAMURA Eri)

大阪音楽大学、同大学院修了。新国立劇場オペラ研修所第5期修了。2008年英国ロイヤルオペラにデビュー。翌年、同劇場の『カプレーティ家とモンテッキ家』にネトレプコの代役として出演し、一躍脚光を浴びる。10~16年はバイエルン州立歌劇場専属歌手となり、『フィガロの結婚』スザンナ役でデビュー後、ケント・ナガノ、キリル・ペトレンコ、大野和士らの指揮のもと、『魔笛』『ホフマン物語』『ヘンゼルとグレーテル』『ボリス・ゴドゥノフ』などに主要キャストとして出演。英国ロイヤルオペラに『フィガロの結婚』スザンナ、『ウェルテル』ソフィー、『トゥーランドット』リュー、『蝶々夫人』タイトルロールなどで客演に招かれるほか、ベルリン・ドイツ・オペラ、ザルツブルク州立劇場など客演多数。16年、『チェネレントラ』クロリンダでウィーン国立歌劇場にデビュー。19年には台中国家歌劇院の『神々の黄昏』ヴォークリンデに出演。今シーズンはスウェーデン王立歌劇場に『蝶々夫人』タイトルロール、イングリッシュ・ナショナル・オペラに『マリア・カラスの7つの死』ヴィオレッタでデビューした。12年度アリオン賞、15年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、17年JXTG音楽賞洋楽部門奨励賞受賞。大阪音楽大学客員教授、東京音楽大学非常勤講師。新国立劇場では『フィガロの結婚』バルバリーナ、スザンナ、『イドメネオ』イーリア、『ファルスタッフ』ナンネッタ、『トゥーランドット』リューなど出演多数。21年には『蝶々夫人』タイトルロール、22年『椿姫』ヴィオレッタに出演し絶賛された。

【アルフレード】リッカルド・デッラ・シュッカ(テノール) (Riccardo DELLA SCIUCCA)

イタリア・アトリ出身。音楽と並行して人文科学も学び、ミラノのカトリック・デル・サクロ・クオーレ大学を哲学で卒業。2017年、ミラノのアドリアーナ・マリポンテ国際声楽コンクール、アンジェロ・ロフォレス国際オペラコンクールに優勝。ミラノ・スカラ座アカデミーに参加し、18年アカデミー公演『アリババと40人の盗賊』ナディール役でデビュー。また、子どものための『愛の妙薬』ネモリーノに出演したほか、スカラ座のオペラ公演に出演を重ねる。20年にはフィレンツェ歌劇場『オテロ』カッシオに出演。21年パルマ・ヴェルディ音楽祭で『シモン・ボッカネグラ』ガブリエーレ・アドルノ、パヴィアのフラスキーニ劇場などでニーノ・ロータ『ナポリ・ミリオナリア』のエリコ・セッテベレッツェ、22年にはザルツブルク音楽祭『ルチア』アルトゥーロ、エアフルト劇場『椿姫』アルフレード、ワロン歌劇場『イドメネオ』アルバーチェに、23年にはルーマニア国立歌劇場、カリアリ歌劇場で『椿姫』アルフレードなどに出演。22年兵庫県立芸術文化センター『ラ・ボエーム』ロドルフォに出演。新国立劇場初登場。

【ジェルモン】グスターボ・カスティーリョ(バリトン) (Gustavo CASTILLO)

ベネズエラ・バルキシメト出身。エル・システマで音楽教育を受け、2016年~18年はミラノ・スカラ座アカデミーメンバーとなる。スカラ座で『ヘンゼルとグレーテル』ペーター、子どものための『セビリアの理髪師』フィガロを歌いデビュー。ベルン歌劇場『ドン・カルロ』ロドリーゴ、ボローニャ歌劇場『蝶々夫人』シャープレス、カリアリ歌劇場『ヘンゼルとグレーテル』ペーター、オビエド歌劇場『ルチア』エンリーコ、ミラノ・スカラ座『セビリアの理髪師』フィガロに出演。最近では、バーリ・ペトルッツェッリ劇場『ロメオとジュリエット』マキューシオ、クラーゲンフルト歌劇場『仮面舞踏会』レナート、ボローニャ歌劇場『シチリアの晩鐘』モンフォール、クラーゲンフルト歌劇場『マノン』レスコー、トリノ王立歌劇場『西部の娘』ジェイク・ウォレスに出演している。コンサートでは、ボストン交響楽団、シンシナティ交響楽団と『カンタータ・クリオージャ』に出演したほか、サレルノ・ヴェルディ劇場でロサンゼルス・フィルと『カルミナ・ブラーナ』に出演している。22年兵庫県立芸術文化センター『ラ・ボエーム』マルチェッロに出演。新国立劇場初登場。

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Storyものがたり

【第1幕】パリ社交界の華である高級娼婦ヴィオレッタは、肺の病で先が長くないことを悟っている。今夜も自宅のサロンでパーティを開催。ガストン子爵が、青年アルフレードを連れてくる。彼は「1年前にあなたを見て以来ずっと恋している」と真摯にヴィオレッタに告白するのだった。ひとりになったヴィオレッタは、今まで経験したことのない、心からの愛の告白に心ときめくが、たかが愛のために享楽的な人生は捨てられない、と我に返る。

【第2幕】アルフレードとの愛を選んだヴィオレッタは、パリ郊外の田舎で彼と静かに暮らしているが、生活費のため全財産を競売にかけようとしていた。それを知ったアルフレードは競売を止めさせようとパリへ向かう。すれ違いでヴィオレッタが帰宅すると、家にはアルフレードの父ジェルモンが。アルフレードの妹の縁談を成立させるため、息子と別れるようジェルモンは頼む。今は彼との愛だけが生きる希望であるヴィオレッタは、はじめ拒むが承諾し、別れの手紙を書いて家を出る。事情を知らないアルフレードは手紙に愕然とし、父が「一緒に故郷に戻ろう」と慰めても聴く耳をもたない。アルフレードは怒りが収まらず、夜会の大勢の客の前でヴィオレッタを罵倒する。彼女は絶望に打ちのめされる。

【第3幕】1ヵ月後。死の床に伏しているヴィオレッタ。そこに、父ジェルモンからすべてを聞いたアルフレードが来て、許しを乞い、パリを離れて一緒に暮らそうと語る。ヴィオレッタは愛する人に囲まれ息絶える。

Ticketsチケット

チケット料金

席種S席A席B席C席D席
料金
(10%税込)
29,700円 24,200円 17,600円 11,000円 7,700円
席種 料金(10%税込)
S席 29,700円
A席 24,200円
B席 17,600円
C席 11,000円
D席 7,700円

クラブ・ジ・アトレ会員の方は、先行販売期間は上記料金の10%OFF、一般発売以降は5%OFFでお求めいただけます。

Z席 1,650円(10%税込)

2023/2024シーズン オペラ セット券
現在、先着順受付中!

座席表

前売り開始日

アトレ会員先行販売期間:2024年2月24日(土)10:00~3月5日(火)

新国メンバーズ先行販売期間:2024年2月25日(日)10:00~3月5日(火)

一般発売日:2024年3月9日(土)10:00~

チケット取り扱い

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  • Z席とZ【音のみ】席(舞台が完全に見えません)は、公演当日朝10:00から、新国立劇場Webボックスオフィスおよびセブン-イレブンの端末操作により全席先着販売いたします。1人1枚です。
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ご注意事項

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  • 就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。お子様も1人1枚チケットをお求めください。
  • 壁際、手摺の近く、バルコニー、上層階の一部のお座席で、舞台が見えにくい場合がございます。ご了承ください。
  • 公演日、席種によっては、お求めになれないことがあります。
  • 公演中止の場合を除き、チケットの変更・払い戻しはいたしません。
  • やむを得ない事情により、公演内容やスタッフ・キャストに変更が生じる場合があります。