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1830年頃、カルティエ・ラタン。明日の成功を夢見る4人の若い芸術家が共同生活をしている。クリスマス・イブ、画家マルチェッロと詩人ロドルフォが屋根裏部屋にいると、哲学者コッリーネが加わる。音楽家ショナールも食料を持ってくる。友人たちが出かける中、ロドルフォがひとり仕事のために残ると、そこにろうそくの火を求めるため現れたミミと出会う(♪「冷たい手を」「私の名はミミ」)。二人はたちまち恋に落ち、一緒に友人たちが待つカフェ「モミュス」へ向かう。 |
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仲間がクリスマスで賑わうカフェ「モミュス」に集まる中、ミミがロドルフォから贈られた帽子をかぶったいでたちで現れ、仲間に紹介される。そこにムゼッタが初老のパトロン、アルチンドロと現れる。ムゼッタは昔の恋人であるマルチェッロを見ると、マルチェッロの気を引こうと騒いだり歌ったりする(♪「私が街を歩くと〈ムゼッタのワルツ〉)。ムゼッタはアルチンドロを追い払い、ついにマルチェッロとよりを戻す。 〜休憩〜 |
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何週間か後。ロドルフォといさかいをしたミミは助言を求めマルチェッロのもとを訪れるが、ロドルフォがもう彼女とは一緒に生きていけないと語るのを立ち聞きしてしまう。ロドルフォは、ミミが肺病であることを知り、死を予感していた。ミミはショックを受けるが、ロドルフォの愛を感じ、春になったら別れることで同意する。傍らで、マルチェッロも浮気っぽいムゼッタと口論になり、けんか別れする。(♪さようなら、甘美な目覚め) 〜休憩〜 |
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季節が変わりロドルフォとマルチェッロは屋根裏部屋に戻って、自分たちの別れた女性を思っている。コッリーネとショナールが入ってくるとそこにムゼッタがやってきて、ミミが重体だと告げる。ミミは自分の残された時間をロドルフォと過ごしたいと願っていた。瀕死のミミが連れてこられる。友人たちは、ミミのため薬を求めて街へ散っていく。(♪古い外套よ、さらば)ミミとロドルフォは抱き合い、楽しかった日々を回想するが、ミミはすぐに息絶える。彼女の亡骸に取りすがるロドルフォが残される。 |
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