プロフィール

【指 揮】イヴ・アベル Conductor : Yves Abel
トロント出身。ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、ベルリン・ドイツ・オペラ、パリ・オペラ座、バルセロナのリセウ劇場、メトロポリタン歌劇場、グラインドボーン音楽祭、ロッシーニ・オペラ・フェスティバルなどで指揮。『フィガロの結婚』『コジ・ファン・トゥッテ』『ドン・ジョヴァンニ』『セビリアの理髪師』『チェネレントラ』『愛の妙薬』『連隊の娘』『ドン・カルロ』『椿姫』『蝶々夫人』『ウェルテル』『カルメル派修道女との対話』『ペレアスとメリザンド』など定評のあるフランスものを中心に幅広いレパートリーを誇る。現在、ベルリン・ドイツ・オペラの常任客演指揮者。今後の予定として、ベルリン・ドイツ・オペラで『カルメル派修道女との対話』『椿姫』『低地』、英国ロイヤルオペラで『椿姫』、バイエルン州立歌劇場で『カプレーティとモンテッキ』などがある。2013年にはメトロポリタン歌劇場で『セビリアの理髪師』を振る予定。新国立劇場初登場。

【演 出】栗山民也 Production : Kuriyama Tamiya
早稲田大学文学部演劇科卒業。主な演出作品に、『ゴドーを待ちながら』『阿国』『獅子を飼う』『GHETTO /ゲットー』『海の沸点』『エヴァ、帰りのない旅』『太鼓たたいて笛ふいて』『マリー・アントワネット』「私はだれでしょう」『ロマンス』『かもめ』『闇に咲く花』『赤い城 黒い砂』『きらめく星座』『BLACK BIRD』『炎の人』『組曲虐殺』『海をゆく者』などがある。紀伊國屋演劇賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞、芸術選奨文部大臣新人賞、毎日芸術賞第1回千田是也賞、第1回朝日舞台芸術賞などを受賞。新国立劇場では『今宵限りは……』『ブッダ』『キーン』『夜への長い旅路』『欲望という名の電車』『ピカドン・キジムナー』『夢の裂け目』『ワーニャおじさん』『櫻の園』『浮標』『夢の泪』『涙の谷、銀河の丘』『世阿彌』『胎内』『喪服の似合うエレクトラ』『箱根強羅ホテル』『母・胆っ玉とその子供たち』『夢の痂』『CLEANSKINS /きれいな肌』『氷屋来たる』『まほろば』、オペラ『夕鶴』『蝶々夫人』を演出。新国立劇場演劇前芸術監督、現在、新国立劇場演劇研修所所長。

蝶々夫人:オルガ・グリャコヴァ Madama Butterfly : Olga Guryakova  
ロシア中部のノヴォクズネツク生まれ。モスクワ音楽院で学ぶ。
1994年にモスクワのスタニスラフスキー・ネミローヴィチ・ダンチェンコ劇場に所属。これまでにメトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、マリインスキー劇場、バイエルン州立歌劇場、英国ロイヤルオペラ、ザルツブルク音楽祭などに出演。「エフゲニ・オネーギン」タチヤーナ、「スペードの女王」リーザ、「ラ・ボエーム」ミミ、「蝶々夫人」タイトルロール、「オテロ」デズデーモナ、「シモン・ボッカネグラ」アメーリア、「エルナーニ」ドンナ・エルヴィーラ、「カルメン」ミカエラ、「マノン・レスコー」タイトルロールなどを歌っている。日本では2007年8月にサイトウ・キネン・フェスティバルで「スペードの女王」に出演した。今後の予定としては、ウィーン国立歌劇場(蝶々夫人)、パリ・オペラ座(スペードの女王)などがある。新国立劇場初登場。

ピンカートン:ゾラン・トドロヴィッチ Pinkerton : Zoran Todorovich
ベオグラード生まれ。これまでにウィーン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、ベルリン州立歌劇場、ザクセン州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、モネ劇場、マドリッドのレアル劇場、チューリッヒ歌劇場、ブレゲンツ音楽祭、サンフランシスコ・オペラなどに出演。『ドン・カルロ』タイトルロール、『オテロ』タイトルロール、『リゴレット』マントヴァ公爵、『椿姫』アルフレード、『運命の力』ドン・アルヴァーロ、『蝶々夫人』ピンカートン、『トゥーランドット』カラフ、『ノルマ』ポリオーネ、『カルメン』ドン・ホセ、『カヴァレリア・ルスティカーナ』トゥリッドゥなどをレパートリーとする。新国立劇場には2000年『エウゲニ・オネーギン』、01年『蝶々夫人』、07年『カルメン』に出演している。

シャープレス:甲斐栄次郎 Sharpless : Kai Eijiro
熊本市生まれ。東京芸術大学卒業、同大学院修了。イタリアにおいて、ザンドナイ・コンクール第3位、ティト・スキーパ・コンクール第1位入賞。五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。文化庁派遣芸術家在外研修員としてニューヨークへ、五島記念文化財団の助成によりボローニャへ留学。二期会『フィガロの結婚』タイトルロール、小澤征爾音楽塾特別演奏会『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、小澤征爾オペラプロジェクト『ジャンニ・スキッキ』ベットで出演。2008年NHKニューイヤーオペラコンサート、N響『第九』に出演。03年9月ウィーン国立歌劇場デビュー。マルチェッロ、レスコー、シャープレス、ベルコーレ、エンリーコなどの35役で260回以上の舞台に出演中。09年サヴォンリンナ・オペラ・フェスティバル(フィンランド)『トゥーランドット』にピン役で出演。新国立劇場には04年『鳴神』鳴神上人役で初登場。二期会会員、ウィーン国立歌劇場専属ソリスト。

スズキ:大林智子 Suzuki : Obayashi Tomoko
東京芸術大学卒業、同大学大学院修了。二期会オペラスタジオ第31期修了。1986年日伊声楽コンソルソ入賞、二期会公演『ワルキューレ』のグリムゲルデ役でデビュー。その後『ヘンゼルとグレーテル』『神々の黄昏』『蝶々夫人』などに出演。『戴冠ミサ』『第九』などのソリストとしても活躍し、NHK 交響楽団定期公演『エレクトラ』などに出演している。新国立劇場には、2001年、09年『ラインの黄金』フロスヒルデ、02年、09年『ワルキューレ』ヴァルトラウテ、03年『神々の黄昏』フロスヒルデ、07年『ファルスタッフ』ページ夫人メグ、『蝶々夫人』スズキのほか、こどものためのオペラ劇場『ジークフリートの冒険』などに出演。10年『神々の黄昏』にもフロスヒルデで出演予定。二期会会員。

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