プロフィール

【指 揮】ミゲル A.・ゴメス=マルティネス Miguel A. Gómez-Martínez
スペイン・グラナダ生まれ。85〜91年マドリード・オペラ芸術監督兼首席指揮者、90〜93年マンハイム州立劇場音楽総監督、93〜96年ニュー・フィンランド・オペラ芸術監督兼首席指揮者、97〜04年ヴァレンシア管弦楽団芸術監督及びベルン歌劇場の芸術監督などを歴任。また、ウィーン国立歌劇場、チューリッヒ歌劇場など世界各地の歌劇場への客演も。新国立劇場では「マクベス」「アンドレ・シェニエ」「ドン・カルロ」を指揮している。

【演 出】ダミアーノ・ミキエレット Production : Damiano Michieletto
ヴェネツィア生まれ。ミラノの「パオロ・グラッシ」ドラマティック・アーツ・スクールで演出を学び、ヴェネツィアのカ・フォスカリ大学で現代文学を学ぶ。初期の演出は、ミラノでストラヴィンスキーの『兵士の物語』、『真夏の夜の夢』、『動物の謝肉祭』、『ノアの洪水』など。ロッシーニ・オペラ・フェスティバル、フィレンツェのマッジョ・ムジカーレ、ジェノヴァのカルロ・フェリーチェ歌劇場、チューリッヒ歌劇場、ナポリのサン・カルロ劇場、ボローニャ歌劇場などで活躍。『セビリアの理髪師』『泥棒かささぎ』『ファルスタッフ』『アルジェのイタリア女』『ランメルモールのルチア』『後宮からの誘拐』などを演出している。新国立劇場初登場。

フィオルディリージ:マリア・ルイジア・ボルシ Maria Luigia Borsi
イタリア・ソラ生まれ。02年サンレモ国際声楽コンクールで優勝。04年ミラノ・スカラ座に「トゥーランドット」リューで、フェニーチェ歌劇場に「椿姫」ヴィオレッタでデビュー。その後チューリッヒ歌劇場「椿姫」ヴィオレッタ、フィレンツェ歌劇場「ラ・ボエーム」ミミなどに出演。日本には08年ボチェッリ日本公演などで来日、なかでも09年ミュンフン指揮東京フィル「椿姫」ヴィオレッタでは絶賛を博した。新国立劇場初登場。

ドラベッラ:ダニエラ・ピーニ Dorabella : Daniela Pini
ボローニャ大学で歴史と音楽を学び、その後モデナでアンジェロ・ベルタッキ氏に師事。これまでにボローニャ歌劇場、パレルモのマッシモ歌劇場、ヴェローナ歌劇場、トリノ歌劇場、シュトゥットガルト市立劇場、フランクフルト、東京などで活躍。『アルジェのイタリア女』イザベラ、『チェネレントラ』アンジェリーナ、『セビリアの理髪師』ロジーナ、『コジ・ファン・トゥッテ』ドラベッラ、『フィガロの結婚』ケルビーノ、『皇帝ティトゥスの慈悲』アンニオ、『蝶々夫人』スズキなどをレパートリーとする。今後の予定としては、フランクフルトで『オルランド・フリオーゾ』、ボローニャで『皇帝ティトゥスの慈悲』、シアトルで『チェネレントラ』などがある。新国立劇場初登場。

デスピーナ:タリア・オール Talia Or
イスラエル生まれ。ハンブルクで声楽を学ぶ。03年ハンブルク州立歌劇場に「ヘンゼルとグレーテル」露の精でデビュー。バイエルン州立歌劇場及びゲルトナープラッツ州立劇場に定期的に出演しており、「愛の妙薬」アディーナ、「セビリアの理髪師」ロジーナなどを歌っている。今シーズンはハンブルク州立歌劇場「コジ・ファン・トゥッテ」デスピーナ、トリノ歌劇場「パルジファル」花の乙女などに出演。コンサートの分野でも活躍。新国立劇場初登場。

フェルランド:グレゴリー・ウォーレン Gregory Warren
05〜06年ワシントン・オペラのドミンゴ−カフリッツ・プログラムで研鑽を積み、その後多くの国際的なオペラハウスにデビュー。ロスアンジェルス・オペラ、ベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン州立歌劇場、ネザーランド・オペラなどで「ラ・ボエーム」ロドルフォ、「椿姫」アルフレード、「魔笛」タミーノなどを歌う。今シーズンまで3年間ベルリン・ドイツ・オペラの専属歌手を務め、来シーズンよりフリーとして活動予定。新国立劇場初登場。

グリエルモ:アドリアン・エレート Guglielmo : Adrian Eröd
ウィーン生まれ。ウィーン音楽大学で学ぶ。2003/2004年よりウィーン国立歌劇場の専属歌手として活躍、ハンブルク州立歌劇場、リンツ州立歌劇場、エクサンプロヴァンス音楽祭などにも登場。09年にバイロイト音楽祭に初登場。『フィガロの結婚』タイトルロールと伯爵、『魔笛』パパゲーノ、『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモ、『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、『チェネレントラ』ダンディーニ、『マノン・レスコー』レスコー、『マイスタージンガー』ベックメッサー、『ラインの黄金』ローゲなどをレパートリーとする。今後の予定としては、チューリッヒで『ニュルンベルクのマイスタージンガー』、ウィーン国立歌劇場でライマンの『メデア』世界初演、パリ・オペラ座、ドレスデン、ウィーン各地での『カプリッチョ』などがある。新国立劇場初登場。

ドン・アルフォンソ:ローマン・トレーケル Don Alfonso : Roman Trekel
ドレスデン近郊のピルナ生まれ。7歳のときよりヴァイオリン、リコーダー、オーボエのレッスンを受ける。1988年よりベルリン州立歌劇場のアンサンブルメンバー。『ナクソス島のアリアドネ』ハルレキン、『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモ、『魔笛』パパゲーノ、『タンホイザー』ヴォルフラムなどを歌っている。これまでにザクセン州立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、英国ロイヤルオペラ、ザルツブルク音楽祭、フィレンツェのマッジョ・ムジカーレのほか、96年以来バイロイト音楽祭に定期的に出演。2000年12月に宮廷歌手の栄誉に輝いた。10年にはミラノ・スカラ座に出演予定。新国立劇場には04年『神々の黄昏』グンターで独特の存在感を示して以来2度目の出演となる。

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