プロフィール

【指揮】沼尻 竜典  Conductor : Numajiri Ryusuke
1990年第40回ブザンソン国際指揮者コンクール優勝後、ヨーロッパで実績を重ねる。97年よりオペラ指揮者としても活躍。ツェムリンスキー「王女様の誕生日」、ベルク「ルル」全3幕完成版等、日本初演作品を多く手がけ、いずれも高く評価されている。05年、インスブルック・チロル歌劇場「ドン・カルロ」、ケルン歌劇場「ジョニーは演奏する」でそれぞれデビュー。07年4月よりびわ湖ホール芸術監督に就任。新国立劇場には04年「カルメン」に続いて、2回目の登場。

【演出】アンドレアス・ホモキ  Production : Andreas Homoki
ドイツのマール生まれ。1987年から92年までケルン歌劇場でアシスタント・ディレクターを務める。ジュネーヴ歌劇場で1992/1993シーズン開幕の「影のない女」の演出で大成功を収める。その後ハンブルク州立歌劇場「リゴレット」、デンマーク王立歌劇場「ドン・ジョヴァンニ」、バーゼル歌劇場「エレクトラ」、バイエルン州立歌劇場「アラベッラ」などヨーロッパを中心に活躍。現在、ベルリン・コーミッシェ・オーパーのインテンダントを務めている。新国立劇場では2007年4月初演の「西部の娘」の演出でも大成功を収めた。

アルマヴィーヴァ伯爵:デトレフ・ロート  Il Conte Almaviva : Detlef Roth
ドイツ生まれ。気鋭のバリトン歌手。シュトゥットガルトで声楽を研鑽の後、ウィーンやフランスのコンクールにて優勝。「フィガロの結婚」アルマヴィーヴァ伯爵、「魔笛」パパゲーノ、「カルメン」エスカミーリョ、「ラインの黄金」ドンナー等モーツァルトからワーグナー作品まで幅広いレパートリーを誇る。ミラノ・スカラ座、ワシントン・オペラ、ボローニャ歌劇場等に出演。ザルツブルグ音楽祭にも参加。新国立劇場初登場。

伯爵夫人:マイヤ・コヴァレヴスカ  La Contessa : Maija Kovalevska
ラトビア共和国生まれ。新進気鋭の若手人気ソプラノ。06年プラシド・ドミンゴ国際オペラ・コンクールで優勝後ザルツブルグ音楽祭やメトロポリタン歌劇場「ラ・ボエーム」ミミで好演、豊かな声と舞台映えする美貌で一躍世界の人気歌手に名を連ねる。レパートリーは「フィガロの結婚」伯爵夫人、「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・エルヴィーラ、「ラ・ボエーム」ミミ、「トゥーランドット」リュー等。新国立劇場初登場。

フィガロ:ロレンツォ・レガッツォ  Figaro : Lorenzo Regazzo
イタリア・ベネチア生まれ。モーツァルトとロッシーニを主なレパートリーとして、ヨーロッパを中心に活躍。ミラノ・スカラ座、ボローニャ歌劇場、パリ・オペラ座、フェニーチェ歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ等で活躍。主なレパートリーとして、「フィガロの結婚」フィガロ、「ドン・ジョヴァンニ」レポレッロ、「チェネレントラ」アリードロ、「ドン・パスクワーレ」タイトルロール、「アグリッピナ」クラウディオ等がある。グラミー賞を受賞したルネ・ヤーコブス指揮「フィガロの結婚」の録音でも同役を歌っている。 新国立劇場初登場。

スザンナ:中村 恵理  Susanna : Nakamura Eri
大阪音楽大学卒業。同大学院オペラ研究室修了。新国立劇場オペラ研修所5期生修了。
2003年オペラ研修所在籍中に新国立劇場「フィガロの結婚」バルバリーナでデビュー。研修所修了後、2005年「フィガロの結婚」再演の同役、同年こどもオペラ「ジークフリートの冒険」森の小鳥等に出演している。2005年12月、ギリシャのアテネにおいてネヴィル・マリナー指揮、ミヒャエル・ハンペ演出の「魔笛」でヨーロッパ・デビュー。現在、オランダ・アムステルダムのオペラスタジオ・ネザーランドにおいて正式メンバーとして活躍、2007年オペラスタジオとバンコクオペラ共催の「ルクリーシャの凌辱」ルーシャに出演している。
近年では、2006年新国立劇場「イドメネオ」イーリアで絶賛を博し、2007年「ファルスタッフ」ナンネッタ、同年こどもオペラ「スペース・トゥーランドット」ラベンダー姫に出演して好演している。
新国立劇場オペラ研修所を修了して、世界に羽ばたいている注目のソプラノである。

ケルビーノ:林 美智子  Cherubino : Hayashi Michiko
2001年「ヘンゼルとグレーテル」ヘンゼル、05年「ホフマン物語」アントニアの母の声/ステッラ、07年「運命の力」プレツィオジッラに続いて、本公演で4回目の新国立劇場登場となる。
新国立劇場オペラ研修所第1期修了。02年二期会創立50周年記念公演「フィガロの結婚」ケルビーノ役で好評を博し、03年7月には同記念公演「ばらの騎士」にオクタヴィアン役で出演。同年11月には日生劇場開場40周年記念特別公演にてベルク「ルル」(全3幕完成版/日本初演)、04年7月「ドン・ジョヴァンニ」、05年9月には「運命の力」に出演。また、同年12月に「ヘンゼルとグレーテル」ヘンゼル役で喝采を浴び、06年4月に東京二期会公演「皇帝ティトの慈悲」にセスト役で出演して絶賛を博した。

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