平成27年度文化庁 文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業
平成27年度 新国立劇場 高校生のためのオペラ鑑賞教室・関西公演
オペラ「蝶々夫人」/ジャコモ・プッチーニ
Madama Butterfly/Giacomo Puccini
全2幕〈イタリア語上演/字幕付〉
尼崎市総合文化センター あましんアルカイックホール
新国立劇場では、平成20年度から、関西地区でもオペラ鑑賞教室をあましんアルカイックホール(兵庫県尼崎市)の協力のもと開催しています。
「蝶々夫人」は、これまで鑑賞教室で最も多く上演されている人気作。関西公演では4度目の上演となります。栗山民也の演出は、死を以って愛を貫いた蝶々さんの悲劇を、シンプルながら美しい舞台で描き出します。
主催:尼崎市
公益財団法人尼崎市総合文化センター
新国立劇場
助成:
協賛:
協力:公益財団法人 日本教育公務員弘済会 兵庫支部
- 「高校生のためのオペラ鑑賞教室」についてはこちら
学校単位のお申し込み・お問い合わせ
新国立劇場営業部鑑賞教室係
TEL:03-5352-5745 FAX:03-5352-5744
Eメール:opera09@nntt.jac.go.jp
動画
ダイジェスト映像
公演日程・チケット
公演日程
- 2015年10月27日(火)13:00 尼崎市総合文化センター あましんアルカイックホール
- 2015年10月28日(水)13:00 尼崎市総合文化センター あましんアルカイックホール
チケット料金(税込)
全席指定:2,160円(高校生以下)
4,320円(一般・当日券のみ)
※引率の教員の方も同額(2,160円)でご覧いただけます。
【当日券の販売について】
本公演は、高校生のためのオペラ鑑賞教室ですが、高校団体鑑賞の申込受付の結果、
10月28日(水)公演のみ残席が若干枚数出ましたので、一般に当日券を販売いたします。
発売枚数:若干枚数(28日のみ)
※27日(火)の公演は学校団体で満席のため当日券販売はありません。
発売開始時間:開演の1時間前より(28日(水)12:00~)
発売場所:あましんアルカイックホール 切符売場
*お一人様1枚までの販売となります。
*高校生以下は学生証の提示が必要となります。
*お支払いは現金のみのお取扱いです。
詳しくはこちら
スタッフ・キャスト
スタッフ
- 指揮
- 城谷正博
- 演出
- 栗山民也
- 美術
- 島 次郎
- 衣裳
- 前田文子
- 照明
- 勝柴次朗
- 再演演出
- 菊池裕美子
- 舞台監督
- 髙橋尚史
キャスト
10月27日
- 蝶々夫人
- 石上朋美
- ピンカートン
- 村上敏明
- シャープレス
- 須藤慎吾
- スズキ
- 山下牧子
- ゴロー
- 内山信吾
- ボンゾ
- 畠山 茂
- ヤマドリ
- 小林由樹
- ケート
- 佐藤路子
- 合唱指揮
- 三澤洋史
- 合唱
- 新国立劇場合唱団
- 管弦楽
- 大阪フィルハーモニー交響楽団
- 芸術監督
- 飯守泰次郎
10月28日
- 蝶々夫人
- 吉田珠代
- ピンカートン
- 樋口達哉
- シャープレス
- 大沼 徹
- スズキ
- 小林由佳
- ゴロー
- 糸賀修平
- ボンゾ
- 畠山 茂
- ヤマドリ
- 小林由樹
- ケート
- 佐藤路子
- 合唱指揮
- 三澤洋史
- 合唱
- 新国立劇場合唱団
- 管弦楽
- 大阪フィルハーモニー交響楽団
- 芸術監督
- 飯守泰次郎
ものがたり
【第1幕】明治時代の長崎。日本滞在中、家を借り、現地妻を娶るアメリカ海軍士官ピンカートンは、仲介人ゴローに家や使用人を案内される。アメリカ総領事シャープレスはピンカートンの軽薄な考えを聴き、結婚に真剣な花嫁のことを心配する。そんななか花嫁行列がやってきて、美しい蝶々さんがピンカートンの前に現れる。「私は世界一幸せ」と嬉しそうに語る蝶々さんは15歳で、裕福な武士の家に生まれたが、父は切腹して亡くなり、今は芸者として生きているという。一族が集まり結婚式が行われている最中、叔父の僧侶ボンゾがやってきて、キリスト教に改宗した蝶々さんに絶縁を言い渡す。式は終わり、2人きりの甘く幸せな夜を迎える。
【第2幕】ピンカートンがアメリカに帰国して3年。「コマドリが巣を作る頃に帰る」とのピンカートンの言葉を信じる蝶々さんは、彼の帰りを待ち続けている。シャープレスとゴローは蝶々さんにヤマドリとの再婚を勧めるが、蝶々さんはそれはできないと拒む。というのは、ピンカートンとの間に子供が生まれていたのだ。驚いたシャープレスは言葉もない。実はピンカートンは帰国後に"本当の"結婚をしていたのだ。そしてピンカートンの船が入港。蝶々さんとスズキは部屋を花でいっぱいにして、夫の到着を待つ。蝶々さんが奥の部屋にいる間、やってきたのはピンカートン、シャープレス、そしてピンカートンの妻ケート。スズキが応対するが、蝶々さんの思いを知ったピンカートンは堪らず立ち去る。すべてを悟った蝶々さんは、子供をアメリカで育てたいというケートの言葉を受け入れる。父の形見の短刀に刻まれた言葉「名誉をもって生きられないものは名誉をもって死ぬ」ことを決意した蝶々さんは、子供に別れを告げ、切腹する。「蝶々さん!」と叫ぶピンカートンの声がむなしく響く。