指揮:若杉 弘
東京芸術大学指揮科卒業。ダルムシュタット歌劇場、ドルトムント歌劇場を経て、ライン・ドイツ・オペラ音楽総監督[G・M・D]、ザクセン州立歌劇場指揮者を歴任。現在、NHK交響楽団正指揮者、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール芸術監督、東京室内歌劇場芸術監督。東京芸術大学名誉教授。桐朋学園大学特任教授。日本芸術院会員。新国立劇場では、開場記念公演「ローエングリン」のほか、「アラベッラ」、「サロメ」、「光」、「椿姫」などを指揮。現芸術参与(オペラ)、07年9月よりオペラ芸術監督に就任予定。
蝶々夫人:岡崎 他加子
武蔵野音楽大学声楽科卒業。92年より渡伊。97年「蝶々夫人」タイトルロールでローマ市国際声楽コンクール入賞。同役ではローマ国立劇場デビュー、イスラエル国立歌劇場、トスカーナ・オペラ・フェスティバル、スロヴェニア国立マリボール歌劇場、ウィーン・フォルクスオーパ(初演版)など数多く出演。「仮面舞踏会」アメーリア、「アイーダ」タイトルロール、「ナブッコ」アビガイッレ等ヴェルディ作品もレパートリー。イタリア在住。藤原歌劇団団員。新国立劇場初登場。
ピンカートン:ジュゼッペ・ジャコミーニ
04年「道化師」に続いて、2回目の新国立劇場登場。世界を代表するテノール。イタリア生まれ。生地ポッリーニ音楽院に学び、ヴィオッティ・コンクールなど多くのコンクールで優勝を重ねる。ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、パリ・オペラ座、英国ロイヤルオペラ、メトロポリタン歌劇場など世界中の著名な歌劇場に出演。「アイーダ」ラダメス、「トスカ」カヴァラドッシ、「サムソンとデリラ」サムソンなど主要なレパートリー多数。
シャープレス:クリストファー・ロバートソン
03年「フィガロの結婚」、04年「椿姫」、06年「運命の力」(予定)に続いて、4回目の新国立劇場登場。フィラデルフィア出身。オーベリン音楽学校で声楽を学ぶ。メトロポリタン歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、バイエルン州立歌劇場、英国ロイヤルオペラなど著名な歌劇場の舞台を踏む。「蝶々夫人」シャープレス、「リゴレット」タイトルロール、「カルメン」エスカミーリョ、「ラ・ボエーム」マルチェッロ、「トリスタンとイゾルデ」クルヴェナールなどに出演。
スズキ:大林 智子
東京芸術大学、同大学大学院に学ぶ。二期会オペラスタジオ第31期終了。86年日伊声楽コンソルソ入賞、二期会公演「ワルキューレ」グリムゲルデでデビュー。その後「神々の黄昏」「蝶々夫人」などに出演。NHK交響楽団定期公演「エレクトラ」などにソリストとしても活躍。新国立劇場には、01年「ラインの黄金」フロスヒルデ、02年「ワルキューレ」ワルトラウテ、06年鑑賞教室「カヴァレリア・ルスティカーナ」サントゥッツァなどに出演。二期会会員。
ゴロー:内山 信吾
武蔵野音楽大学、同大学大学院に学ぶ。第36回日伊声楽コンコルソ入選。グスタフ・クーンの招きでドイツに渡り、ブランシュヴァイク歌劇場と契約、ソリストとして研鑽を重ね帰国。「魔笛」タミーノ、「夕鶴」与ひょう、「蝶々夫人」ピンカートン、「カヴァレリア・ルスティカーナ」トゥリッドゥ等に出演。「第九」などのソリストとしても活躍。新国立劇場では03年「ホフマン物語」ナタナエル、04年「椿姫」ガストン子爵、05年「マクベス」マルコムに出演。