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初台アート・ロフト 舞台衣裳展『ゆらぎー柳桜の景ー』開催中です

2026年春-夏 初台アート・ロフト

『ゆらぎ---柳桜の景---』

Yuragi

Whispers of Willow and Sakura

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今期の展覧会では〈ゆらぎ〉をテーマに、風景の中にそっと佇む姿と、そのまわりにある静けさを感じられる空間をつくりました。

柳は、風にしなやかに揺れる姿から、柔軟さや儚さ、移ろいを象徴するとともに、世界各地に広く分布し、強い生命力をもつ植物として知られています。

一方、桜は一瞬の輝きと散り際の美を宿し、日本人の季節感と深く結びついてきました。

会場に漂う柳と桜のモチーフは、オーガンジーを一つひとつ手作業で形づくったものです。

光を受けて揺らぐその気配が、空間そのものに静かに溶け込んでいきます。

   コノシマオウコク

どこか木島櫻谷《柳桜図(りゅおうず)》の静かな情景を思わせる気配を手がかりに、柳桜の"ゆらぎ"が、 その奥にある静けさとともに、そっと姿を現します。

このゆらぎの景色を、ごゆっくりお楽しみください。

展示紹介

オペラ「ドン・ジョヴァンニ」(2001年初演)、「ローエングリン」(1997年初演)、「ホフマン物語」(2003年初演)「さまよえるオランダ人」(2007年初演)、「アイーダ」(1998年初演)、「パルジファル」(2014年初演)、「ラインの黄金」(2015年初演、G. フリードリヒ演出版)、「神々の黄昏」(2017年初演、G. フリードリヒ演出版)、バレエ「アラジン」(2008年初演)、「ラ・バヤデール」(2000年初演)から、舞台を飾った美しい衣裳の数々をご紹介しています。

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『ドン・ジョヴァンニ』よりドンナ・アンナ
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『ドン・ジョヴァンニ』よりドン・ジョヴァンニ

空間には、柳と桜のオブジェが静かに息づき、展示に奥行きをもたらしています。

桜は華やかに広がり、柳は穏やかで静かな生命力を湛えています。対照的なふたつの植物が並ぶことで、季節の移ろいが浮かび上がり、静と動が呼応し合い、光や風、そして感情の微かな揺らぎまでもが感じられます。

柳の若緑の芽吹きと、桜の新たな命の気配が響き合い、生まれるのは《ゆらぎ》の世界。

この空間は、訪れる人の心の動きまでも映し出すような、繊細で奥深い表情をたたえています。

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『アイーダ』より、ラダメス、兵士
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『アラジン』より、アラジン、プリンセス

フランコ・ゼッフィレッリ演出の『アイーダ』より、ラダメスは、権力の象徴である前垂れ付きの衣裳をまとい、ゆったりと椅子に腰かけています。彼の背後には軍旗を掲げた兵士が控え、献上品の宝物が傍らに並べられ、場面に威厳を添えています。古代エジプトを思わせる観葉植物が、異国的で荘厳な雰囲気をさらに高めています。

デイヴィッド・ビントレーが新国立劇場バレエ団のために創作した『アラジン』は、どんな願いも叶えてくれる魔法のランプと妖精ジーンをめぐって繰り広げられる、とても賑やかな世界です。幕が上がるとそこは活気溢れるアラビアのバザール。野菜や果物、日々の楽しみを連想させる賑やかさ。

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『ローエングリン』より、ハインリヒ王、エルザ、6人の合唱
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『パルジファル』より、クリングゾル、クンドリー

開場記念公演ヴォルフガング・ワーグナー演出『ローエングリン』。ここは見る人の心をそっと映し返す、鏡のような空間です。婚礼の場面にも、葬送の場面にも見え、その曖昧さは、観る者自身の心理の揺らぎを静かに照らし出します。 エルザのローブは淡い色合いで柔らかな印象を与えますが、襟から裾にかけての金色のパイピングが舞台に輝きを添えています。また、異なるグラデーションのドレスをまとった六人の合唱が重なり合う層のように空間を広げ、その奥行きに、王とエルザの存在感が力強く響き加わります。

ハリー・クプファー演出『パルジファル』。この空間では、左側に立つクンドリーがクリングゾルの支配下にある存在として強く印象づけられています。しかし、その身振りにはなお抗おうとする意志が見え、従属と抵抗がせめぎ合い緊張が漂います。空間に配置された槍や大小の鏡が、この場面の二面性を際立たせ、相反する力が交錯することで一層の緊張感を生み出しています。

この他、『ホフマン物語』『ラインの黄金』『神々の黄昏』『さまよえるオランダ人』のギャラリーにもぜひお立ち寄りいただき、<ゆらぎの世界>をお楽しみください。

2026年春-夏 初台アート・ロフト『ゆらぎー柳桜ー』展

■会期 只今開催中~2026年8月31日まで

■会場 1階メインエントランスホール、及び2・3階ギャラリー

■開場時間 8:00~20:00

■ご観覧料 無料

関連イベント 「ゆらぎー柳桜ー」ガイド・ツアーを開催いたします。

        展示を手がけたクリエイティブチームとともに巡ります。

 (日時)4月26日(日)、28日(火)

     両日とも、11:00/14:00/15:00 

    *ご予約不要。正面柳のミニオブジェ横にて受付いたします。   

キュレーション:桜井久美(アトリエヒノデ)

インスタレーション:渡邊健斗・青木美穂(IM space lab)

インスタレーション補助:長久保彩女、テラオ エリコ

写真撮影:田中亜紀

音声ガイド:高橋美佐(ナレーション)

映像・録音:森脇孝

マネキン製作:株式会社七彩

植 栽:株式会社野沢園

小道具:新国立劇場技術部 技術総括

制 作:新国立劇場 情報センター

初台アート・ロフトは、時空を超えた人生の旅を構想する

屋根裏部屋です。

 

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